twitterやinstagram(インスタグラム)を多用していたら通信制限(速度が極端に低下する規制)がかかってしまったことはありませんか?

携帯プランには「一ヶ月に利用できるパケット量」が定められていますが、LINEやtwitterなどの一部のサービスを使い放題にしてくれるサービスが「カウントフリー」です。

カウントフリー対象のサービスであれば、いくら使ってもパケットを消費することがありません。実質使い放題となるため、カウントフリーを求めて格安SIMを選ぶ人は多いです。

ただ、カウントフリーの対象サービスは格安SIMによって異なります。また、カウントフリーにはデメリットもあるため、カウントフリーを基準に格安SIMを選ぶべきなのかという疑問点もあります。

そこで今回はカウントフリーのおすすめ格安SIMを紹介するとともに、カウントフリー以外の「パケット使い放題」にできる選択肢を提案します。あなたがカウントフリーの格安SIMにすべきかどうかがこの記事で分かります。

私は家電量販店で携帯の販売員をしています。さまざまな携帯会社の特徴を理解している私が、あなたにぴったりな格安SIMを解説します。

何のサービスを使うかによって選ぶ格安SIMを決める

まず、どのサービスを頻繁に利用するかによって、格安SIMを決める必要があります。格安SIMによってカウントフリーの対象が異なるからです。

以下に、カウントフリーを提供している格安SIMと、どのサービスが対象となっているかについて記載します。

▼カウントフリー対象のサービスと提供している格安SIM一覧

このように、格安SIMによってカウントフリーとなるサービスは異なります。そのため、自分がよく利用するサービスがどれなのかを把握したうえで格安SIMを選ぶ必要があります。

例えば、YoutubeやAbemaTVといった動画系のコンテンツを多用する場合は、BIGLOBEモバイルがおすすめです。

また、画像には載せていませんが、たくさんの種類のゲームアプリにカウントフリーを設けている会社がLinks Mate(リンクスメイト)です。そのため、ゲームアプリを利用しているユーザーには、Links Mateが適しています。

それでは、LINEやtwitterなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の利用に適した会社はどの格安SIMになるのでしょうか。

LINE・twitter・instagramに強い格安SIMとは

SNSといえば、LINE・twitter・instagram・Facebookなどがよく利用されています。これらのサービスを頻繁に利用する場合、「LINEモバイル」がおすすめです。

LINEモバイルは、上記のLINE・twitter・instagramなどの主要SNSがすべてカウントフリーの対象になっています。LINEモバイルでカウントフリーの対象となっているサービスは以下の5点です。

  • LINE(ライン)
  • twitter(ツイッター)
  • Facebook(フェイスブック)
  • instagram(インスタグラム)
  • LINE MUSIC(ラインミュージック)

▼LINEモバイルはSNS系に強い

上記のサービスをいずれかを多用する場合、LINEモバイルのカウントフリー(データフリー)は重宝します。

SNSのカウントフリーが充実しているもうひとつの会社にDMMモバイルがあります。DMMモバイルも上記5つのSNSがカウントフリーとなっており、個別にオプションの付け外しが可能というメリットがあります。

ただ、LINEモバイルはDMMモバイルよりも比較的に通信速度が速いです。実際に、LINEモバイルとDMMモバイルを比較したときの通信速度は以下のようになります。

▼電波が混雑する12時頃(お昼時)に速度計測

そのため、快適に使うのであればLINEモバイルの方がおすすめです。ただし、カウントフリーはメリットばかりではなく、気を付けるべき点がいくつかあります。

LINEモバイルのカウントフリーで注意すべき点

LINEモバイルは、カウントフリー対象のサービスがあります。しかし、すべての機能を無制限で使えるわけではありません。カウントフリー対象のサービスであっても、カウントフリーの対象にならない”機能”があるからです

以下に、それぞれのSNSにおけるカウントフリー対象になる機能と、そうでない機能についてまとめます。

▼LINEのカウントフリー対象・非対象

対象のサービス非対象のサービス
・トークのやり取り
・無料通話やビデオ通話
・タイムラインの閲覧や投稿
・LINEニュースの閲覧
・スタンプや着せ替えのダウンロード
・アカウント設定
・友達一覧の閲覧と友達追加
・LINE Out
・外部リンクへの接続
・ライブストリーミング動画(LINE LIVE)の利用
・LINEアプリ以外のによるLINEサービスの利用
・LINEゲーム(ツムツムなど)

▼twitterのカウントフリー対象・非対象

対象のサービス非対象のサービス
・タイムラインの閲覧や投稿
・ホーム/ニュース/通知の表示
・DM(ダイレクトメッセージ)
・プロフィール編集
・ライブストリーミング動画(Periscope)
・外部リンクへの接続

▼Facebookのカウントフリー対象・非対象

対象のサービス非対象のサービス
・タイムラインやニュース画面の閲覧や投稿
・リクエスト/お知らせ/その他の画面表示
・プロフィール編集
・ライブストリーミング動画(Facebook Live)
・Facebookメッセンジャー
・外部リンクへの接続

▼instagramのカウントフリー対象・非対象

対象のサービス非対象のサービス
・タイムラインの閲覧や投稿
・ストーリーの閲覧や投稿
・検索機能や検索結果の表示
・アクティビティの閲覧
・DM(ダイレクトメッセージ)
・プロフィール編集
特になし

▼LINE MUSICのカウントフリー対象・非対象

対象のサービス非対象のサービス
・ホーム/カテゴリー/検索/マイミュージック
・音楽や音声の視聴
・楽曲ダウンロード(オフライン再生)
特になし

上記の内容を見てみると、「外部リンク」と「ライブストリーミング再生」の2点は共通してカウントフリーの対象から外れているのが分かります。

外部リンクへアクセスするということは、LINEサービスの管轄から外れることを意味するため、カウントフリーから除外されるのは当然と言えます。

また、ライブストリーミング動画(LINE LIVE)とはグループ内でライブ配信を行うことができるサービスです。

ライブ配信は大量のデータ消費量がかかるため、利用するユーザー側からすればもっともカウントフリーの対象にしてほしいサービスです。

ただ、動画配信などはデータ量が多すぎるため、カウントフリーにしてしまうと回線の混雑を招きます。したがって、あまりにも容量負荷の大きなサービスはカウントフリーから除外されてしまうのです。

とはいえ、LINE LIVEは頻繁に使われるサービスではないため、LINE LIVEを使いたいと考えているわけでなければ、そこまで重要視しなくても良い機能です。

カウントフリーだけで格安SIMを決めるべきではない?

カウントフリーは、頻繁に利用するサービスのデータ消費を抑えてくれるため、非常に重宝するサービスです。

しかし、カウントフリーだけで格安SIMを決めるべきではありません。なぜなら、カウントフリーは通信速度が遅いというデメリットがあるからです。

なぜ、通信速度が遅くなってしまうのでしょうか。それは、長い時間サービスを利用し続けるユーザーが増えるからです。

格安SIMに限らず、携帯会社はそれぞれ「電波帯域」と呼ばれるキャパシティを保有しています。

この電波帯域が混雑してしまうと通信速度が低下してしまうため、各社はプランにデータ容量(GB)を設けて通信速度を一定に保てるようにしてくれているのです。

▼携帯会社のプランは道路の規制のようなもの

ただカウントフリーの場合、一部とはいえ無制限で利用できるサービスができてしまうため、気兼ねなく長時間利用するユーザーが電波帯域を占領してしまうのです

そのため、カウントフリーオプションを適用したプランは、通常よりも通信速度が低下する傾向にあります。そのあたりを踏まえたうえで、カウントフリーにするかどうかを検討する必要があります。

カウントフリーを考慮しなくても問題ない

結論としては、カウントフリーを目的として格安SIMを選ばなくても問題ありません。カウントフリー以外にも使い放題にできるサービスがあるからです。

例えば、楽天モバイルにはスーパーホーダイと呼ばれるプランがあります。スーパーホーダイは、定められたパケット量をオーバーしたとしても、通信制限の規制がゆるいという特徴があります。

通信制限がかかると、ほとんどの格安SIMはほぼ何もできなくなります。youtubeなどの動画はもちろん、SNSやネットサーフィンなども微妙です。

ただ、スーパーホーダイ規制時の1Mbpsという速度であれば、ネットで調べものは普通に出来ますし、SNSも見ることができます。また、標準画質であればYoutubeもギリギリ見られます。

スーパーホーダイ速度制限時のYoutube動画

SNSを利用する程度であれば、通信規制のかかったスーパーホーダイでも十分に対応可能です。そのため、カウントフリーに頼らなくても問題ないという事実があります。

SNSの使い放題を意識した格安SIM

SNSメインで利用することを考えているのであれば、以下の2社の格安SIMがおすすめです。

LINEモバイル

LINE・twitter・Facebook・instagramなど、ピンポイントでこれらのサービスをたくさん使う場合は、LINEモバイルがおすすめです。

  • LINE・twitter・Facebook・instagramがデータ消費なしで使える
  • テザリング中もカウントフリーの対象になる
  • クレジットカード以外の支払いが可能

楽天モバイル

スーパーホーダイプランであれば、速度制限がかかっても1Mbpsの速度は維持されるため、標準画質のYoutube程度なら問題なく閲覧することができます。もちろん、ネットやSNSも利用可能です。

  • ある程度の作業ならパケット量を無視して利用できる
  • リアル店舗がある
  • クレジットカード以外の支払いが可能
  • 楽天ポイントの還元率が高い


大手携帯会社では、ショップ店員に不要なオプションを付けられたり、複雑な条件で分かりにくかったり、なかなか理想的な契約を行うことができません。

一方で格安SIMであれば、Webから申し込むことで月1,500~2,000円などの通信料となります。また、プラン内容も、すべて自分の思い通りに決めることができるため、不要なオプションで金額が高騰することはありません。

ただ、格安SIMによって、以下のような違いがあります。

  • 通信速度の速さ
  • 特典やキャンペーンの充実度
  • アフターフォロー
  • ショップの有無
  • カード払い以外の支払いが可能か
  • 単独契約向けか複数契約(家族)向けか

これらを理解したうえで格安SIMを選ぶようにしましょう。以下のページで格安SIMの特徴を解説しているため、それぞれの事業者の違いを学ぶことで、格安SIMを選ぶときの失敗を防ぐことができます。