節約と聞くと、あなたはどういうイメージを持つでしょうか?
もしかすると、せせこましい感じがしたり、自分の可能性を狭めてしまったりといった「窮屈なイメージ」を持っているかもしれません。
しかし、節約をする本当の目的は、自分がいない自由に使えるお金を手元に残すというものです。つまり、節約をすればするほど、あなたの人生はどんどん自由に、そして豊かになっていきます。
節約を行う理由を理解する
「節約は人生を豊かにする」とは、一体どういうことでしょうか。
例として、私はスマホコンサルタントの仕事をしており、とあるお客さん(以下、Kさん)の接客をしたときの実例を話します。
Kさんは、携帯のことがよく分からなかったため、いつも店員に契約内容も含めてすべて丸投げしていました。 あるとき、私がKさんのスマホの月額料金を確認してみると、2万円近い料金が毎月の携帯代で消えていました。 Kさんに詳しく聞いてみると、どう考えても2万円もかかるような使い方をしていませんでした。おそらく、以前対応した店員に丸め込まれて余計なオプションサービスやプラン内容にされていたのだと思います。 そこで、格安SIMのUQモバイルを提案してみました。すると、約4000円ほどにまで月額料金を下げることに成功しました。 これにより、Kさんは毎月1万6千円ものお金が浮くようになりました。 Kさんは大変喜んでくれて、後日、お礼の電話をいただきました。 その電話では、「趣味の釣りを再開しました」という感謝の報告をいただきました。 |
上記の話からも分かるとおり、Kさんは月額料金が下がったことで余剰金を得ることに成功しました。そして、自分が本当にやりたかったことにお金を使うことができたわけです。
これが、節約によって自由と豊かさを手に入れるということになります。理想を言えば、このように、自分がやりたいことのためにお金を使うことができれば良いと誰もが思います。
しかし、現実はそうではありません。なぜなら、生活をするために「消費」という金食い虫にお金を回さなければならないからです。
例えば、見栄やステータスだけで払っている高い家賃や、車のローンなどが該当します。ただ、このような大きな単位の消費はまだ分かりやすいため、手を出さない人も多いです。
問題なのは、数百円や数千円単位といった小さな生活の負担です。例えば、保険料、電気代、ガス代、水道代、そして携帯の月額料金などが該当します。このような身近な消費が、積もり積もって、私たちをどんどん追い詰めてしまうのです。
したがって、節約をすることで消費の呪縛を断ち切り、自分の投資したいことに「お金という資源」をつぎ込むことが、節約を行う本当の理由になります。
ただ、節約をするうえで留意しておきたいポイントというものが存在します。それを、これから説明していきます。
「変動費」には手を出さない
変動費とは、食費などの生活費のことを指します。つまり、価格や、使うタイミングが毎回異なる出費のことです。節約と聞くと、まず最初にこの変動費を減らす人が9割以上います。
例えば、ジュースを買うのを控えたり、ご飯のおかずを少なくしたり、とにかくあらゆる細かな消費を削ろうとする人が非常に多いです。
ただ、「変動費を減らす」という行為は、あまりおすすめできません。なぜなら、細かい節約は続かないうえに、得られるリターンが少ないからです。
例えば、大好きだったお酒を、禁酒も兼ねて辞めたとします。最初は我慢できるかもしれませんが、すぐにお酒の影がちらつくようになります。そして、お酒が飲めないことにストレスを感じるようになってしまいます。
人は、ゴールのない行動に苦痛を感じる生き物です。そのため、期限の決まっていない我慢は拷問に等しく、長く続けることは極めて困難となります。
また、毎日の生活スタイルを切り詰めてしまうと、余裕がなくなって視野が狭くなります。
例えば、食事の量を減らして節約を試みたとしましょう。すると空腹の状態が続きます。空腹の状態は体にストレスを与えるため、イライラしてしまいます。そして、常に食事のことを考えるようになり、他の事が頭に入らなくなってしまいます。
このような状態では、日々のささやかな幸せを感じることができなくなるため、平穏な日常生活を過ごせません。節約をするときは、変動費には手を出すべきではないのです。
もし、変動費を抑えるとしても、細かい支出を抑える「仕組みを作る」ことが重要になります。
変動費を抑えるには、財布のひもが緩む瞬間を見逃さない
細かい支出を抑えるとは、無駄遣いをしないという意味になります。では、「無駄遣いしない仕組みを作る」とは、どういうことでしょうか。
例えば、世の中にある「お金を使わせようとするもの」から距離を置くことが挙げられます。具体的には、以下のようなものがあります。
- ダイレクトメールを解除する
- バーゲンには近づかない
- 分割払いは使わない
- カーシェアリングを検討する
- 不要な自己投資はしない
- モノの少ない生活を心がける
世の中のビジネスマン(販売者)は、どうすれば消費者のあなたにお金を使ってもらえるかを必死で考えています。そのため、販売店はダイレクトメールを送ってお店への来店を促したり、バーゲンセールを行ったりします。
また、セールスマンには、消費者に物を買わせる「3つの魔法の言葉」があります。この言葉を聞くと、ついつい財布のひもが緩んでしまいます。それは、「特別・緊急・限定」の3つです。例えば、以下のような使われ方をします。
- 「あなただけに特別なお話があります!」
- 「この人気商品が本日緊急入荷いたしました!」
- 「3日間限定のお知らせです!」
上記の言葉を聞くと、買う側は「今買わないと損してしまう!」という気持ちになってしまいます。結果、買うつもりのなかった商品を購入してしまいます。そのため、そのような言葉には、そもそも近づかないようにすることが無駄遣いをしないコツです。
変動費を抑えるには住む地域を変える
かなりハードルが高い話になりますが、変動費を抑える手段として住む地域を変えるという方法があります。なぜなら、住む地域によって売られている物の値段が異なるからです。
例えば、東京の二子玉川という場所では、白菜が一玉780円ほどで売られていたことがあります。しかし、私が住んでいる静岡では、せいぜい白菜一玉150円ほどになります。
そのため、もし引っ越ししても問題のない状況であれば、住む場所を変えることで、変動費を抑えることができます。
このように、変動費を減らす節約方法は日頃からかなりの労力を必要とします。ただ、上記のような涙ぐましい努力をしなくても、もっと効率の良い節約方法があります。
「固定費」を減らす
節約をしようと考える場合、まずはじめに「固定費」を減らすことを第一に考えなければなりません。固定費とは、毎月、自動的に出ていってしまうお金のことです。
例えば、電気・ガス・水道や、保険料・携帯料金など、毎月勝手に引き落とされてしまう料金のことをいいます。
なぜ、節約をするときに固定費を真っ先に手をつけなければならないのでしょうか。それは、自動的に高額な料金が引き落とされているからです。
先ほども述べた通り、ご飯を減らしたり、ジュースを我慢したりといった変動費を抑えようとする人は圧倒的に多いです。
しかし、毎日120円のジュース代を節約をするよりも、8000円/月の携帯代を3000円/月にした方が圧倒的に効率が良いのは誰でもわかります。
1ヶ月間(31日間)120円のジュースを我慢しても、合計3720円です。しかし、8000円/月の携帯料金を3000円/月にすれば、何も我慢しなくても5000円安くなります。
ここで重要なのは、「何も我慢しなくても」という部分です。
自動的に引き落とされる固定費は、無意識のうちにお金が支払われています。そのため、意識して節約しなければならない変動費とは違い、節約の継続が出来るかどうかを心配する必要がありません。
また、固定費というのは、ほとんど高額である可能性が高いです。
例えば、保険料は1万〜1万5千円ほどが相場ですし、携帯代も1万円越えるケースは良くあります。このように、固定費はもともと高いため、少し減らすだけでも大きなリターンを得る事ができます。
そのため、固定費に手を出した方が、圧倒的に効率が良いというわけです。
解約やプランの見直しといった少しの労力で、莫大な成果を生み出すことができます。したがって、まず優先的に固定費を減らすことができないかを考えましょう。
まとめ
食費を減らすといった節約は、冒頭で話した「窮屈な節約」そのものです。この手の節約は、「意識的に我慢」しなければなりません。そして、ゴールのない我慢は途中で必ず挫折します。
そのため、ローコスト・ハイリターンの固定費を減らすことが最優先事項になります。
当サイトでは、上記の固定費に当てはまる「携帯料金」について取り扱っています。もし、毎月の携帯代に悩んでいるのであれば、当サイトの記事を読むことで、効率の良い節約生活が送れます。
無理のない節約をして、人生を豊かにしてください。
大手携帯会社では、ショップ店員に不要なオプションを付けられたり、複雑な条件で分かりにくかったり、なかなか理想的な契約を行うことができません。
一方で格安SIMであれば、Webから申し込むことで月1,500~2,000円などの通信料となります。また、プラン内容も、すべて自分の思い通りに決めることができるため、不要なオプションで金額が高騰することはありません。
ただ、格安SIMによって、以下のような違いがあります。
- 通信速度の速さ
- 特典やキャンペーンの充実度
- アフターフォロー
- ショップの有無
- カード払い以外の支払いが可能か
- 単独契約向けか複数契約(家族)向けか
これらを理解したうえで格安SIMを選ぶようにしましょう。以下のページで格安SIMの特徴を解説しているため、それぞれの事業者の違いを学ぶことで、格安SIMを選ぶときの失敗を防ぐことができます。