格安SIMでタブレットを使っている人は多いです。実際に、私の周りでも多くの人が格安スマホならぬ格安タブレットを所有しています。

「タブレットを持ちたいけれど、大手3キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)で契約すると意外と高かったり、契約縛りがあったりして気軽に持てない」と考えていないでしょうか。

そこで、今回はタブレットを安く持つために、楽天モバイルでタブレットを持つ最適な方法を伝えます。

この記事を読めば、「安く」て「気軽」にタブレットを所有できるようになります。また、どのように楽天モバイルでタブレットを契約すればいいのかも分かります。

私は、家電量販店で携帯の販売員をしています。キャリアや格安SIMの両方を提案している私が、最適なタブレットの持ち方を教えていきます。

楽天モバイルでタブレットを使うのはアリ?

結論から言えば、タブレットを格安SIMにする選択肢は多いにアリです。むしろ、タブレットほど格安SIMとの相性が良いです。その理由をこれから説明します。

圧倒的に価格が安い

では、なぜタブレットほど格安SIMにすべきなのでしょうか。それは、大手キャリアよりも圧倒的に価格が安くなるからです。

例えば、ドコモ・au・ソフトバンクでタブレットを契約した場合、最低でも2700円/月(税抜)になります。

しかし、楽天モバイルでタブレットを所有した場合、最安値525円/月(税抜)で持つことができてしまいます。

上記の内容であれば、大手キャリアと楽天モバイルの価格差は2175円/月(税抜)です。仮に、2年ほど使い続けた場合、トータルで52200円も安くなります(2175円×24ヵ月=52200円)。

このように、楽天モバイルでタブレットを使うだけで、月額の価格に大きな差が生まれます。プランの詳細については後述します。

契約縛りが緩い

また、タブレットを格安SIMにした方がいいもう一つの理由として、「契約の縛りがゆるい」というものが挙げられます。

通常、キャリアとの契約期間は2年間です(auの場合は3年間)。この期間中に解約してしまうと、違約金として9500円(税抜)の支払いが発生してしまいます

さらに、大手キャリアでは「更新契約」と呼ばれる概念があります。更新契約とは、一度契約を満了しても、またすぐに次の契約が自動的に始まってしまうシステムのことです。

上の画像に書かれた「更新月」というわずか2ヵ月の期間のみ、違約金がかからなくなります。この内容を見れば、大手キャリアで違約金を発生させずに解約することが、いかに困難であるかが分かります。

しかし、楽天モバイルの場合、「最低利用期間」と呼ばれる期間が一年間のみ設定されているだけです。

この期間中に解約してしまうと9800円(税抜)の違約金がかかりますが、一年を過ぎてしまえば、あとはどのタイミングで解約しても違約金がかからなくなります

そのため、楽天モバイルの方が大手キャリアよりも、気軽に契約することができるというメリットがあります。

スマホほど必需性がない

また、タブレットはスマホほど必需性がないというのも、格安SIMに適している理由のひとつになります。ここで言う「必需性がない」とは、「連絡手段などの緊急性を要する機能がない」という意味になります。

例えば、あなたのスマホが壊れてしまったとします。その場合、あなたはどのような行動に出るでしょうか。おそらく、すぐにでもスマホを修理したり、新しい機種を購入したりするためにショップに行くはずです。

なぜなら、スマホは会社との連絡や、プライベートのコミュニケーションツールとして無くてはならない存在だからです。もはや私たちは、スマホ無しの生活を考えることができなくなっています

格安SIMになかなか踏み切れない人がいる理由はここにあります。

無くてはならないものだからこそ、品質やサポートを不安に感じる格安SIMに対し、強い抵抗感が生まれているのです。

しかし、タブレットの場合はどうでしょうか。タブレットが壊れたり、トラブルに見舞われたりしたとき、スマホのように、すぐに修理や機種変更を行おうとするでしょうか。

おそらく、大部分の人がそこまで焦りません。なぜなら、タブレットとは別に、スマホやガラケーが手元にあるからです。

うちの従業員も1年以上割れたままのiPadを使っている

あくまで緊急性を要する連絡手段を他で所持しているため、タブレットに万が一のことがあっても、そこまで気にしない人が多いです。

実際に、お店でタブレットの契約をする人の大半が、タブレットの保険サービスに加入しません。これは、「壊れてもまぁいいか!」という考えが根底にあるのではないでしょうか。

したがって、タブレットに格安SIMを挿して使うのは、心理的に行いやすいというメリットがあります。

楽天のサービスを利用している人はキャンペーンが熱い

ここまでの話では、タブレットを格安SIMで利用することのメリットについて話しました。では、楽天モバイルにする必要性はどこにあるのでしょうか。

結論から言えば、楽天のサービスを利用している人は楽天モバイルにするといいです。なぜなら、楽天サービスを利用している人ほど、楽天ポイントの還元率などのさまざまな特典やキャンペーンを受けることができるからです

例えば、私は楽天市場アプリ・楽天モバイル・楽天カード(キャッシュ機能付き)の三つのサービスを利用しています。

上記の三つを所有していた場合、楽天市場で買い物をしたときの還元ポイントが7倍になります。

例えば、楽天市場で「クリスタルカイザーの48本セット」を購入したとします。すると、通常の付与ポイントは21ptとなります。

▼楽天市場で「クリスタルカイザー×48本」を購入した場合

しかし、ここに以下の要素が加わることで還元ポイントが7倍になり、147ptのポイントが付きます(21×7=147)。

  • 通常還元ポイント…1倍
  • 楽天市場アプリ利用…+1倍
  • 楽天カード所持者…+2倍
  • 楽天カード(キャッシュ機能付き)…+1倍
  • 楽天モバイル契約者…+2倍

税込み2136円(画像のクリスタルカイザー×48本の値段)の買い物をするだけで、147ptものポイントが付きます。これは、日用品レベルのポイント還元サービスの中ではトップクラスの還元率です。

仮に、毎月二万円の日用品をすべて楽天市場で購入した場合、一か月あたり1400ptのポイントが付くことになります。毎月1400pt付くとしたら、かなりお得なキャンペーンではないでしょうか。

大手キャリアと楽天モバイルの比較

続いて、大手キャリアと楽天モバイルでタブレットを持った場合、月額の費用にどれほどの違いが出るのでしょうか。そのあたりを、もう少し詳しく説明していきます。

大手キャリアのタブレットプラン

タブレットとはいえ、大手キャリアで契約した場合、「そこそこ料金がかかる」という問題があります。

例えば、ドコモでタブレットを契約するとします。すると、以下のような内訳で毎月4900円(税抜)かかります。

プラン名月額料金プラン内容
データプラン1700円基本料
SPモード300円ネット接続料
ベーシックパック2900円パケット使用量
(1GB未満)

上の表のとおり、タブレットを1つ契約するだけでも、毎月5000円近い料金を支払うことになります。

しかも、上記の内容で使えるインターネットの使用量はわずか1GB未満です。さらに、上記の金額に加えて、場合によっては本体料金の分割金もかかります。そうなると、料金はさらに上がることになります。

ただ、大手3キャリアでも、もう少し安く持てる方法があります。それは、スマホとのセット割引です。

大手3キャリアは、自社のスマホを持っているユーザーに対して、タブレットを紐づけて契約すれば、安い月額料金でタブレットを持てるプランやキャンペーンがあります。

上記のドコモの例でいえば、スマホとのセット契約にすれば、以下のような内訳に変化します。毎月の価格も2500円(税抜)にまで下がります。

プラン名月額料金プラン内容
データプラン1700円基本料
SPモード300円ネット接続料
シェアオプション
(2台目プラス)
500円セット契約手数料

上の表を見れば、一番下のパケット料金の部分が安くなったことが分かると思います。大手3キャリアで上記のプランを比較すると、現状はauが少しだけ安く持てます。ただ、ほとんど同じだと思ってもらって構いません。

ただ、上記のプランは、スマホで加入しているパケットプランをシェアすることが前提となっています

例えば、スマホで「一か月間インターネットを3GBまで使えるプラン」に加入していた場合、スマホと紐づけしたタブレットと合わせて3GB以内でやりくりする必要があります。

そのため、場合によっては、スマホ側のプランを底上げする必要も出てきます。全体の料金を見た上で、タブレットをシェアするかどうかを決めなければなりません。

キャリアで使う場合、このようにして料金を安くします。キャリアでタブレットを持つ大部分のユーザーはこの「セット値引き」による持ち方に該当します。

楽天モバイルのタブレットプラン

一方、楽天モバイルの場合は、以下のプランから選ぶ形になります。

組み合わせプランデータSIM
(SMS有)
データSIM
(SMS無)
ベーシックプラン645円525円
3.1GBプラン1020円900円
5GBプラン1570円1450円
10GBプラン2380円2260円
20GBプラン4170円4050円
30GBプラン5520円5450円

見てのとおり、たくさんインターネットを使う場合は、それなりの月額料金がかかります。しかし、3GB程度のパケット量で問題なければ、900円/月(税抜)程度で持つことができます。

また、楽天モバイルにはデータシェアという機能があります。データシェアとは、グループ登録をした楽天モバイル利用者同士で余ったパケットを翌月に繰り越して分け合うことができるサービスです。

公式ホームページより引用

この機能を使えば、表の一番上に記載されたベーシックプランでも利用できる可能性があります。ベーシックプランは、最初からインターネットが低速状態でしか利用できない、高速通信量を設けられていないプランです(つまり0GB)。

繰り越されたパケットはグループ内でシェアできるため、ベーシックプランを利用しながら、シェアされたデータ通信量を使うことにより、高速通信が可能になります。

上記の内容で問題なければ、最安値525円で持つことができます。スマホを大手キャリアに残す場合は、前述のシェアは難しいかもしれません。

しかし、それでも900円から持つことができるため、大手キャリアの2700円に比べれば安くなります。

タブレットの入手方法とは

最後に、タブレットの機種をどのように入手するのかについて解説します。タブレット端末の入手方法は、大きく分けて二通りの方法があります。

  • 今すでに持っているタブレットをそのまま使う
  • 新たにタブレットを購入する

今持っているタブレットをそのまま使う

一番手っ取り早いのは、今すでに持っているタブレットをそのまま使うことです。つまり、中身のSIMカードだけ楽天モバイルで契約するということになります。

現存するタブレットを流用すると、データの引継ぎが不要になったり、新しい機種の本体料金を払わなくて良かったりとメリットが多いです。

ただし、iPadの場合、注意すべき点が一つあります。それは、「WiFiモデル」か「セルラーモデル」のどちらなのかを見極める必要があるということです。

・iPadを使う場合、「セルラーモデル」かどうかを確認する

「Wi-Fiモデル」とは、Wi-Fiの環境下でのみ利用できる端末です。契約を伴わないため、パソコンと同じようにネット環境が配備されている場所でのみ利用できます。家電量販店やAppleショップなどで購入できます。

一方「セルラーモデル」とは、ドコモ・au・ソフトバンクの大手キャリアで購入した端末です。こちらは契約が前提となるタブレットのため、SIMカードを挿して運用します。

そのまま使おうとしている機種がiPadの場合、「セルラータイプ」かどうかを確認しておく必要があります

なぜなら、「Wi-Fiタイプ」の場合、そもそもSIMカードを挿すことができない端末のため、格安SIMで契約することができないからです。

見分け方としては、SIMトレーの差込口があるかどうかで見分けることができます。セルラーモデルの場合、SIMトレーを差し込むトレーがありますが、Wi-Fiモデルの場合はありません。

▼Wi-Fiモデル

▼セルラーモデル

上記の方法で簡単に見分けがつくため、手持ちのipadを流用する場合は、一度確認をしておきましょう。

新しくタブレットを購入する

もうひとつの手段として、楽天モバイルを契約するときに、タブレットもセットで購入する方法です。

他社のSIMを挿しても使える「SIMフリー端末」のタブレットをネットやお店で買ってもいいですが、楽天モバイルできちんと使えるかどうかをいちいち調べなければならないため、少し手間がかかります。

ただ、楽天モバイルで用意している端末を買えば、対応しているかどうかを気にしなくていいため、セットで買ってしまった方が楽です

楽天モバイルで販売されているタブレットは、以下の三つになります。

  • HUAWEI MediaPad M3 Lite(小さい画面でそこそこの性能)
  • HUAWEI MediaPad M3 Lite 10(大きい画面でそこそこの性能)
  • MediaPad T1 7.0 LTE(安いが使い物にならないほど性能低い)

上記のうち、一番下のMediaPad T1 7.0 LTEだけは申し込まないようにしてください。確かに激安の価格ですが、スペックを落としすぎており、まったく使い物になりません。

基本的には、画面が大きい方がいいか、それとも小さい方がいいかで、上記の二つのうちのひとつを選ぶようにしましょう。

ちなみに、楽天モバイルでiPadは販売していないため、どうしてもiPadを使いたい場合は、SIMフリーのiPadをAppleで購入するしかありません。

まとめ

タブレットと格安SIMの相性は非常に良いです。なぜなら、以下のようなメリットがあるからです。

  • 月額料金を劇的に安くできる
  • 最低利用期間が短く更新月も無いため、気軽に契約できる
  • スマホと違い、トラブルがあっても生活スタイルに影響を与えづらい

楽天モバイルを選ぶかどうかは、楽天のサービスを使っているかどうかで判断しましょう。私のように楽天カードを持っているだけでも、ポイント還元が5~7倍になるため、楽天モバイルにするメリットは十分あります。

また、タブレットを用意する場合、いま持っているタブレットがipadなら、「セルラーモデル」かどうかを先に確認してください。「Wi-Fiモデル」の場合は、楽天モバイルで契約できません。

新しくタブレットを購入する場合、MediaPad T1 7.0 LTEは絶対に選ばないでください。絶対に後悔するレベルで性能が低いからです。

以上の内容に気を付けて、楽天モバイルのタブレットを検討してください。


大手携帯会社では、ショップ店員に不要なオプションを付けられたり、複雑な条件で分かりにくかったり、なかなか理想的な契約を行うことができません。

一方で格安SIMであれば、Webから申し込むことで月1,500~2,000円などの通信料となります。また、プラン内容も、すべて自分の思い通りに決めることができるため、不要なオプションで金額が高騰することはありません。

ただ、格安SIMによって、以下のような違いがあります。

  • 通信速度の速さ
  • 特典やキャンペーンの充実度
  • アフターフォロー
  • ショップの有無
  • カード払い以外の支払いが可能か
  • 単独契約向けか複数契約(家族)向けか

これらを理解したうえで格安SIMを選ぶようにしましょう。以下のページで格安SIMの特徴を解説しているため、それぞれの事業者の違いを学ぶことで、格安SIMを選ぶときの失敗を防ぐことができます。