楽天モバイルを契約するときに、オプションサービスというものを選ぶことができます。オプションサービスとは、任意で付けることができる便利なサービスです。

しかし、楽天のオプションは種類がたくさんあります。非常に多いため、契約するときに、どのオプションに加入する必要があるのか判断に困りますよね。

この記事を読めば、楽天モバイルにどのようなオプションがあり、自分は何に加入しておけばいいのかを把握することができます。

私は、家電量販店で携帯の販売員をしています。ユーザーが頻繁に利用するオプションを熟知している私が、必要なオプションをご提案します。

楽天モバイルのオプションサービスはほとんどいらない

まず前提として、楽天モバイルのオプションサービスには何も入らなくても問題ありません。なぜなら、基本的には「あっても使わないサービス」ばかりだからです

例えば、楽天モバイルのオプションには、以下のような娯楽系のサービスがあります。

・「楽天モバイルお得生活」500円/月(税抜)

このオプションは、楽天モバイルが提携している娯楽施設や宿泊施設などをクーポン価格で利用できるというものです。

公式サイトより引用

上の画像のサービスをよく利用する場合は、加入してもいいかもしれません。しかし、上記のサービスを日常的に頻繁に利用する人間はかなり限られてきます。

そのため、自分には不要と判断したら、わざわざ付ける必要はありません

当たり前のことを言っているように聞こえますが、契約時にオプションサービスを眺めていると、興味のなかったものでも、ついつい試しに加入してみようという気持ちになってしまう人が多いです。

楽天モバイル側も、加入者にオプションを利用してほしいため、webやショップの契約時に、契約者がオプションに加入したくなるような工夫を凝らしています。

例えば、ほとんどのオプションサービスには、「新規加入時に2か月間だけ無料」という特典が付いています。

公式サイトより引用

この特典によって、契約者を「2か月間無料になるなら、試しに入ってみようかな」という気持ちにさせるのです。

その結果、外すのを忘れてしまうというパターンがもっとも多いです。気が付くと、使ってもいないのに毎月料金が引き落とされていたというのはよくある話です。

せっかく、月額の費用を安く抑えるために楽天モバイルに加入しようとしているため、できるだけ無駄なものには入らないようにしましょう。

楽天モバイルのオプションサービスにはどのような種類があるか

そもそも、楽天モバイルにはどのようなオプションが存在するのでしょうか。楽天モバイルで提供しているオプションを大きく分けると、7つの種類に分けることができます。

  • 端末保証系
    スマホに付ける保険サービス。修理時のさまざまな負担が軽減される
  • データ補助系
    ひと月分の高速通信量(データ容量)を分け合ったり購入したりできる
  • アフターフォロー系
    スマホの使い方や楽天のサービスについてレクチャーしてくれる
  • 通話補助系
    留守電や迷惑電話の撃退など、通話におけるさまざまなサービス
  • ウィルス対策系
    スマホのウィルス感染に対抗するためのセキュリティサービス
  • 娯楽サービス系
    楽天が提供するスポーツのライブ配信サービスなど
  • その他オプション系
    月額0円。使いたければいつでも使えるサービス(従課金)

(※上記のカテゴリー分けは、分かりやすくするために私が勝手にまとめたものです。正規に区分されたものではないため、注意してください。)

さらに、それぞれのカテゴリーに区分されるオプションは以下のようになります。

端末保証系
スマホ修理・新機種交換保証
つながる端末保証 by 楽天モバイル
データ補助系
データシェア
「データチャージ」
アフターフォロー系
「あんしんリモートサポート」
「楽天モバイルWiFi by エコネクト」
「アドレス帳・写真移行サービス 出張設定プラン」
通話補助系
楽天でんわ10分かけ放題 by 楽天モバイル
「スマート留守電」
「留守番電話サービス」
「キャッチホンサービス」
「割込通話サービス」
「転送電話サービス」
「迷惑電話ストップサービス」
「国際電話」
ウィルス対策系
「データ復旧サービス・マカフィー® マルチ アクセスパック」
「i-フィルター for マルチデバイス」
娯楽サービス系
「楽天モバイルお得生活」
「Rakuten NBA Special by 楽天モバイル」
「Rakuten パ・リーグ Special by 楽天モバイル」
標準オプション系
「端末買取りサービス」
「国際ローミング」
「楽天メール」

上記の中で、人によって付けておいた方が良いオプションを赤字で示しています。事項では、該当のオプションについて、もう少し深く解説していきます。

人によっては付けた方がいいオプションとは何か

先に述べた通り、基本的にオプションは不要ですが、人によって付けておいた方がいいオプションもあります。

例えば、大体の人が真っ先に思い浮かぶものに「保証」があります。保証とは、スマホの修理時の負担を軽くするための「スマホの保険」のことです。

保証に入った方がいい人の特徴は、「高額な機種を購入した人」と「頻繁にスマホを壊す人(特に学生)」の2パターンになります

なぜなら、上記の2パターンはスマホの修理によるダメージが大きい人だからです。したがって、前述のパターンに該当する場合は、加入を検討した方がいいでしょう。

また、上記の2パターンに該当していなくても、「もしかしたら壊してしまうかも…」と強い不安を感じている人は、とりあえず加入しておきましょう。

なぜなら、保証サービスは他のオプションと違って、途中から加入することができないからです

「とりあえず加入して、あとでやめる」はOKです。したがって、不安をぬぐいされない人はとりあえず加入しておくことをおすすめします。

さて、楽天モバイルでは、「スマホ修理・新機種交換保証」と「つながる端末保証 by 楽天モバイル」という2つの保証サービスを提供しています。

上記の2つのサービス内容は似通っています。ただ、決定的な違いは、「楽天モバイルで購入した端末」に対しての保証か、「他社から持ち込んだ端末」に対しての保証かの違いになります。

  • スマホ修理・新機種交換保証=「楽天モバイルの端末」
  • つながる端末保証 by 楽天モバイル=「他社から持ち込んだ端末」

この違いを踏まえた上で、それぞれの内容を説明していきます。

「スマホ修理・新機種交換保証」500円/月(税抜)

「スマホ修理・新機種交換保証」は、楽天モバイルを契約するときに、端末もセットで購入した場合に限り、付けることができる保証サービスです。

この保証に加入した場合、スマホが壊れてしまったときに、本来2~3万円ほどする修理を無償で受けることができます。

また、修理に出すときに代替機を借りることができるため、修理に預けている間、手元にスマホがない状況を防ぐことができます。

もしくは、修理ではなく機種交換になる場合もあります。機種交換の場合は、購入したときの本体価格の20%で交換することができます。

例えば、本体が26880円の場合、26880円の20%のため、5376円で交換することができます(26880×0.2=5376)。

ただ、交換のときに注意すべき点として、再生品との交換になるということが挙げられます。

再生品(もしくはリサイクル品)とは、新品に保存状態が近い中古品のことです。したがって、 完全な新品との交換になるわけではありません。しかし、基本的に壊れた機種と同じものを交換できます。

ただし、再生品の在庫が無い場合は色違いや型落ちの機種にまる可能性があるため、注意が必要です。

また、修理か交換になるかは楽天側が判断するため、ユーザーが決めることはできないということも留意しておいてください。

「つながる端末保証 by 楽天モバイル」500円/月(税抜)

もうひとつの保証サービスが、「つながる端末保証 by 楽天モバイル」になります。こちらの保証は、「楽天モバイル以外から持ち込んできた端末」が対象になります。

例えば、ドコモで使っていたiPhone7をそのまま楽天モバイルで使う場合、このiPhone7は「つながる端末保証 by 楽天モバイル」の保証対象になります。

内容は、前述した「スマホ修理・新機種交換保証」と似ていますが、修理可能な場合は無償、交換の場合は指定機種と有料で交換できます(1回目4000円、2回目8000円)。

ただ、交換品は同じものとは限りません。むしろ、他社で利用していたもののため、同じ機種が用意できる方が珍しいです。そのため、交換になった場合は、違う機種になることが前提だと思っておいてください。

メリットとしては、修理・交換の郵送手配が非常にスムーズで速いという点です。

スマホが壊れてしまったときは、焦りを感じていることが多いです。そのため、対応が迅速であれば、とても安心します。このあたりは、楽天市場などの物流を手掛けている会社なだけあって、さすがだなという印象を持ちました。

では、ここから先は、保証以外のオプションについても触れていきます。

「データシェア」100円/月(税抜)

データシェアとは、ひと月分利用できる「インターネットの高速通信量(データ容量)」をグループ同士で分け合うことができるサービスです。

データ容量は、GB(ギガバイト)という単位で表記されています。カタログなどを見れば、プラン説明の部分に、3GBや5GBのように一か月分のデータ容量が記載されているのを見たことがあると思います。

データシェアは、家族でまとめて安く持ちたい人にとって、加入しておいた方がいいサービスです。なぜなら、家族でデータを分け合うことができるため、家族の加入するプランを底下げできる可能性があるからです。

例えば、父・母・子供の3人で楽天モバイルに加入したとします。もともと、3人が利用する一か月あたりのデータ通信量は以下のようになっています。

  • 父の一か月あたりの使用量…1GB
  • 母の一か月あたりの使用量…0.5GB
  • 子供の一か月あたりの使用量…7GB

この場合、使用するデータ容量で収まるプランに加入しなければ、速度制限がかかってしまいます。したがって、以下の画像のプランから選ぶ場合、父と母は3.1GBプラン、子供は10GBプランに加入するのが望ましいです。

さて、上記のプランに入った場合、以下の画像のような状況になります(表内はすべて税抜きです。)。

緑部分は使ったデータ使用量です

上の場合、3人の月額料金の合計は6160円(税抜)です。では、続いてデータシェアを組んだ場合はどうなるでしょうか。

ベーシックプラン=0GB

上表の場合、3人の月額料金の合計は5760円(税抜)になります。すると、先ほどのデータシェアを組まなかった場合より、毎月400円安くなります。

なぜなら、データシェアによって家族全員でデータ容量を分け合い、父母のプランの底下げに成功したからです(3.1GBプラン→ベーシックプランへの変更)

子供が余らせた3GB分のデータ容量を父と母が利用できるため、父と母は0GBのベーシックプランを選んでも、インターネットの速度が落ちてしまうことはありません。

このように、あまり使わない人を安いプランに変更させることも可能になります。少しでも月額料金を安くしたいと考えている人は、データシェアを検討してみるといいでしょう。

「楽天でんわ10分かけ放題 by 楽天モバイル」850円/月(税抜)

「楽天でんわ10分かけ放題 by 楽天モバイル」は、一回の通話が5分以内であれば、何回通話をしても国内通話はタダになります。

オプション名を見れば想像できるかもしれませんが、このオプションは電話をそこそこかける人向けのサービスです

なぜなら、通話オプションに加入していないと、通話料が月額料金に上乗せされてしまうからです。

例えば、5分以内の通話を月に10回ほどかける人がいたとします。

上記の人が、もし「楽天でんわ10分かけ放題 by 楽天モバイル」に加入していれば、オプション料金の850円(税抜)がかかるだけで済みます。

しかし、「楽天でんわ10分かけ放題 by 楽天モバイル」に加入していなかった場合、5分間の通話料金が10回分まるまる請求されることになります。

楽天でんわアプリ(無料)を介して通話をした場合、30秒あたりの通話が10円(税抜)かかるため、1000円(税抜)の通話料が請求されてしまいます。

1000円になる計算式(以下の計算はすべて税抜きです)

  1. 30秒=10円 → 1分=20円
  2. 20円×5分=100円
  3. 100円×10回=1000円

上記の例の場合、1000円(税抜)の通話料をかけるよりも、850円/月(税抜)のオプション料金を支払った方が安く済むということになります。

したがって、通話の頻度がそこそこある人は、「楽天でんわ10分かけ放題 by 楽天モバイル」に加入することをおすすめします。

ちなみに、スーパーホーダイというプランに加入した場合は、上記の「楽天電話でんわ10分かけ放題 by 楽天モバイル」は標準で付いているため、わざわざ加入する必要はありません。

まとめ

楽天モバイルのユーザーが多く加入しているオプションは以下の4つです。

  • スマホ修理・新機種交換保証
  • つながる端末保証 by 楽天モバイル
  • データシェア
  • 楽天でんわ10分かけ放題 by 楽天モバイル

本記事の内容を確認したうえで、加入するかどうかを決めてください。ただ、保証サービス以外は後からでも加入できるため、契約時に無理に入る必要はありません。

ただ、基本的にはオプションを付ける必要はありません。月額料金を安く抑えることが、楽天モバイルにする理由だからです。

そのため、余計な誘惑に惑わされず、本当に自分にとって必要だと感じたものに加入するようにしましょう。


大手携帯会社では、ショップ店員に不要なオプションを付けられたり、複雑な条件で分かりにくかったり、なかなか理想的な契約を行うことができません。

一方で格安SIMであれば、Webから申し込むことで月1,500~2,000円などの通信料となります。また、プラン内容も、すべて自分の思い通りに決めることができるため、不要なオプションで金額が高騰することはありません。

ただ、格安SIMによって、以下のような違いがあります。

  • 通信速度の速さ
  • 特典やキャンペーンの充実度
  • アフターフォロー
  • ショップの有無
  • カード払い以外の支払いが可能か
  • 単独契約向けか複数契約(家族)向けか

これらを理解したうえで格安SIMを選ぶようにしましょう。以下のページで格安SIMの特徴を解説しているため、それぞれの事業者の違いを学ぶことで、格安SIMを選ぶときの失敗を防ぐことができます。