格安SIMを検討していると、必ず耳にする事業者に「楽天モバイル」があります。楽天モバイルは、格安SIMの中で最もユーザー数が多いことで知られています。そのため、格安SIMデビューを楽天モバイルにする人は多いです。

ただ、実際のところ、なぜそこまで人気なのか理解しないまま申し込む人は多いです。ただ、できることなら、きちんと楽天モバイルのいいところを把握したうえで申し込みたいですよね。

そこで、今回は、楽天モバイルのメリットをいくつか紹介していきます。この記事で、なぜ楽天モバイルが人気なのかを理解することができます。

私は、家電量販店で携帯の販売員をしています。大手キャリアと格安SIMのメリット・デメリットを熟知している私が、楽天モバイルのいいところを伝えます。

ある程度の利用方法ならインターネット使い放題!

楽天モバイルは、Hulu・Netflixといった「高画質な動画」や、荒野行動・PUBG MOBILEといった「高負荷なゲーム」を除けば、ある程度のインターネットの利用が使い放題になります。

なぜなら、楽天モバイルには通信制限の規制がゆるい「スーパーホーダイ」と呼ばれるプランがあるからです。

スーパーホーダイの利点を説明するまえに、まずは「通信制限」と呼ばれる現象についてお話します。

格安SIMに限らず、携帯会社と契約すると「1ヶ月間、インターネットの通信を快適に使える利用量(データ使用量)」がプランにより定められます(○○GBなどと表記されているあれです)。

その定められたデータ使用量(GB)をオーバーしてしまうと、「通信制限」と呼ばれる規制がかかります。

通信制限になると、インターネットを使うときに、サイトのページが一向に開かなかったり、動画がいつまで経っても再生されなかったりする状態になります

ただ、楽天モバイルのスーパーホーダイでは、この通信制限の規制がゆるいため、規制がかかってしまっても、ある程度の作業は問題なく行えるというメリットがあります。

例えば、ほかの格安SIM事業者の場合、通信制限がかかるとほとんど何もできません。文字だけのサイトを閲覧する程度ならできますが、画像や動画などの「データの重いもの」を開くことは非常に困難です。

しかし、楽天モバイルのスーパーホーダイなら、通信制限がかかってしまってもyoutubeの動画を見るぐらいの速度は維持されます。youtubeが見られれば、サイト閲覧や地図アプリを利用することも十分に可能です。

公式サイトより引用

つまり、容量の負荷が大きいサービス(一部の動画やゲームなど)を利用しない限り、通信制限がかかったとしても問題なく使えるということになります。

楽天市場でもらえるポイントが増える

楽天市場で買い物をすると、100円の買い物につき1ポイントの楽天ポイントがもらえます。つまり、通常のポイント還元率は1%ということになります。

これが、楽天モバイルを契約したうえで買い物を行うと、もらえるポイントが増えます。なぜなら、楽天モバイル加入者は、還元ポイントが+2倍になるからです。

例えば、本来10000円の買い物をすると100ポイントが付与されます(還元率1%のため)。しかし、楽天モバイルに加入していれば100ポイントの2倍である200ポイントがプラスされます。

そのため、「100+200=300」で合計300ポイントが10000円の買い物で付与されることになります。

ただし、音声通話SIM(電話・ネットともに利用できる契約)でなければ適用されないキャンペーンのため、注意しなければなりません。

ちなみに、楽天モバイルに加入し、支払いを楽天カードにしたうえで、楽天アプリ(無料)から買い物を行えば、6倍ものポイントが還元されます。

公式サイトより引用

例えば、私は以下の楽天サービスを利用していることにより、7倍のポイント還元があります

  • 楽天市場を利用(1倍)
  • 楽天市場アプリを利用(+1倍)
  • 楽天モバイルを契約中(+2倍)
  • 楽天カードを所有(+2倍)
  • 楽天カードにキャッシュ機能搭載(+1倍)

上記の状態で、楽天市場で水を買うとします。その場合、以下のようになります。

▼通常の還元ポイント(21pt)

▼私が購入した場合の還元ポイント(147pt)

このように、同じ商品でも還元ポイントが大きく異なります。そのため、「楽天カード」や「楽天市場」を利用しているのであれば、楽天モバイルに加入するメリットは極めて高くなります。

ただし、キャンペーンで付与されたポイントはすべて「期間限定ポイント」です。通常よりも早く有効期限を迎えてしまうポイントのため、楽天会員ページで有効期限を確認し、早めに利用してしまいましょう。

溜まったスーパー楽天ポイントを様々なものに使える

上記の楽天ポイントを無駄にしない使い方として、楽天モバイルの月額料金の値引きに使用することが挙げられます。このサービスを「楽天スーパーポイント支払い」といいます。

ポイント数を指定しておけば、毎回自動的に楽天モバイルの月額料金からポイントで値引きをしてくれます。

貯めておく理由がなければ、「全てのポイントを使用する」に設定しておくといいです。自動的に、溜まった分のポイントを月額料金の値引きに充ててくれます。

また、楽天モバイルを契約する前から、すでに楽天スーパーポイントが溜まっているのであれば、セットで購入するスマホの本体料金を値引きすることも可能です。

このようにして、無駄なく必要な経費にポイントを充当することができます。

これらの特典を考えると、やはり、「楽天市場」や「楽天カード」などの利用者は、楽天モバイルにするメリットが非常に大きいことが分かります

ちなみに、楽天スーパーポイントを航空会社のANAが提供する「マイレージ」というサービスで利用できるマイルに変換することもできます(2ポイント=1マイル)。これも、ANAを利用している場合、特典としてはそこそこ大きいです。

マイルへの変換に利用できるポイントは、キャンペーンで増額したポイントは対象外という注意はあります。ただ、ANAと楽天サービスをよく利用しているのであれば、この2つの組み合わせを利用しない手はありません。

このようにして、あらゆるサービスを提携する事業者でまとめれば、特典は増大していきます。

楽天とそれに付随するサービスを日常的に利用しているのであれば、是非とも契約しておきたい格安SIM事業者になります。

支払い方法を口座振替にできる

楽天モバイルでは、支払い設定を銀行による振り込みで行うことができます。

ドコモ・au・ソフトバンクなどの大手キャリアを利用しているユーザーにとっては当たり前に思うかもしれませんが、一般的に格安SIMは口座振替による引き落としの設定ができません。

なぜなら、格安SIMは審査の敷居が高く、信用のおけるクレジットカードによる支払いがほとんどだからです

楽天モバイルで、受付可能な銀行は以下になります。

楽天銀行、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、ゆうちょ銀行、ジャパンネット銀行、ソニー銀行、住信SBIネット銀行、セブン銀行、じぶん銀行、イオン銀行、新生銀行、信用金庫ほか

したがって、クレジットカードを持っていなかったり、どうしても口座振替にしたいと考えていたりする人は、楽天モバイルがおすすめです。

修理受付可能なショップがある

楽天モバイルは、修理受付もできる実店舗が全国に点在しています。

ほかの格安SIMは、そもそもショップが無いか、あったとしても修理受付ができない事業者がほとんどです。

そのため、リアル店舗のある楽天モバイルであれば、何かトラブルがあったときに、窓口で対処することができます。

ただ、すべてのショップで修理が受付できるわけではありません。どのようなサービスを取り扱っているかは各ショップによって異なります。

そのため、最寄りのショップが受け付けているサービスを事前に確認しておく必要があります。

ただ、ショップの有無によってアフターサポートの内容は充実します。したがって、充実なアフターケアを求めている場合は、楽天モバイルがおすすめです。

楽天モバイル同士でデータシェアができる!

データシェアは、月額100円(税抜)でグループ内で余ったデータ容量を翌月に繰り越して分け合うことができるサービスです(当月ではないため注意)。

データ容量とは、一ヶ月のあいだ快適にインターネットを使うことができる数値です。

例えば、「3GBプラン」と書かれていた場合、一ヶ月間3GBという容量までは、快適にインターネットが使えることを意味します。

3GBをオーバーすると、通信制限がかかり、ネットの接続状況が極めて困難になります(スーパーホーダイではなく、組み合わせプランの場合)。

さて、前述のデータシェアができることにより、本来加入すべきプランよりも少ないプランで見積もることができるというメリットがあります。

例えば、父・母・子供の3人で楽天モバイルを利用していたとします。それぞれの利用状況は以下のような内容だとします。

  • 父のデータ使用量…1GB程度
  • 母のデータ使用量…2GB程度
  • 子供のデータ使用量…7GB程度

楽天モバイルの提供するプランは、以下のようになります。

ベーシックプラン=最初から低速の0GBプラン

画像に書かれた楽天モバイルのプランから、3人に最適なプランを選ぶとこうなります。

  • 父の最適なプラン→「3.1GBプラン」
  • 母の最適なプラン→「3.1GBプラン」
  • 子供の最適なプラン→「10GBプラン」

上記のプランに加入した場合、以下のような状況になります。

子供
使えるデータ容量/月3.1GB3.1GB10GB
使ったデータ容量/月1GB2GB7GB
残ったデータ容量/月2.1GB1.1GB3GB
プランの月額料金1600円1600円2960円

グラフにすると、以下のようになります。それぞれ、使い切れていない部分があるため、非常にもったいない状態です。

では、ここにデータシェア 100円/月(税抜)を申し込んだ場合、どうなるでしょうか。

一例として、翌月に子供の余ったデータ容量の3GB分を父と母の2人に分け合うという方法があります。それにより、父と母のプランをベーシックプラン(0GBプラン)に下げることができます

このように、データシェアをうまく使えば、プランを少なく見積もり、月々のコストを節約することができます。

ただし、データシェアは、ドコモ回線(Dプラン)の契約者のみ利用できます。そのため、au回線(Aプラン)とソフトバンク回線(Sプラン)の利用者はデータシェアを使うことはできません。注意してください。

まとめ

もう一度、楽天モバイルの良いところをまとめてみます。楽天モバイルに加入するメリットは以下の5点になります。

  • 速度制限の規制がゆるい(スーパーホーダイ)
  • 楽天市場でもらえるポイントが増える
  • 支払い方法を口座振替にできる
  • 修理受付も可能なリアル店舗がある
  • 楽天モバイル同士でデータシェアが可能

以上の恩恵を受けたい場合は、楽天モバイルに向いているといえます。


大手携帯会社では、ショップ店員に不要なオプションを付けられたり、複雑な条件で分かりにくかったり、なかなか理想的な契約を行うことができません。

一方で格安SIMであれば、Webから申し込むことで月1,500~2,000円などの通信料となります。また、プラン内容も、すべて自分の思い通りに決めることができるため、不要なオプションで金額が高騰することはありません。

ただ、格安SIMによって、以下のような違いがあります。

  • 通信速度の速さ
  • 特典やキャンペーンの充実度
  • アフターフォロー
  • ショップの有無
  • カード払い以外の支払いが可能か
  • 単独契約向けか複数契約(家族)向けか

これらを理解したうえで格安SIMを選ぶようにしましょう。以下のページで格安SIMの特徴を解説しているため、それぞれの事業者の違いを学ぶことで、格安SIMを選ぶときの失敗を防ぐことができます。