「塾や部活などで帰りが遅くなるのが心配だし、中学生になる子供に連絡手段としてスマホを持たせたい…」

小学生から中学生になる子供を持つ親として、このように考える人はたくさんいます。

しかし、はじめて子供にスマホを持たせる場合、危険なことに使ったり、危ないことに巻き込まれたりしないかと不安になります。また、できるだけ費用を抑えて、お得に申し込みをしたい気持ちもわかります。

ただ、考えれば考えるほど、何をどこで契約すればいいのかさっぱり分からなくなってしまうと思います。そこで本記事では、もっとも利用者の多い格安SIMである「楽天モバイル」で、子供が使うにあたってぴったりな契約内容を紹介します。

この記事を読めば、楽天モバイルで子供用のスマホをお得に購入することができます。また、安心して子供にスマホを持たせることができるようになります。

日頃から家電量販店の携帯販売員として、親御さんやお子さんのスマホに関する悩みや相談を聞いている私が、最適だと思うプランを説明していきます。

中学生が加入すべき楽天モバイルの子供向けプラン

楽天モバイルには、「スーパーホーダイ」と「組み合わせプラン」と呼ばれる2種類のプランが存在します。どちらを選べば良いかは、あなたが子供に対し、どのようにスマホを使ってほしいのかによって変わってきます。

子供にスマホで遊ばせたくない場合は「ベーシックプラン」にする

スマホを連絡手段として子供に持たせたい場合は、組み合わせプランの「ベーシックプラン」がオススメです。ベーシックプランとは、インターネットの速度が遅いかわりに、最安値の月額料金で契約できるプランです。

ベーシックプランをオススメする理由は以下の2点があります。

  • 月額料金が安い
  • インターネットが快適に使えない

・月額料金が安い

ベーシックプランは、他のプランと比べて月額料金が非常に安いです。楽天モバイルが提供するプランには以下のものがあります。

スーパーホーダイデータ容量月額料金
プランS2GB1480円
プランM6GB2480円
プランL14GB4480円
プランLL21GB5480円
組み合わせプラン通話SIMデータSIM

 

(SMS付き)

データSIM

 

(SMS無し)

ベーシックプラン1250円645円525円
3.1GBプラン1600円1020円900円
5GBプラン2150円1570

 

1450円
10GBプラン2960円2380円2260円
20GBプラン4750円4170円4050円
30GBプラン6150円5520円5450円

表のように、ベーシックプランは楽天モバイルのプランの中でもっとも安いです。通話付きタイプでも1250円/月(税抜)、インターネットのみの契約であれば625円/月(税抜)で済んでしまいます。

中学生が利用するのであれば、データSIM(インターネットのみ使える契約)にしてもいいかもしれません。通話はLINEでかけることができますし、何より月額料金が劇的に安くなります。

ただし、LINEなどのSNSを利用したり、ネットが繋がらなくなった際の緊急連絡用として利用したりできるため、必ずSMS(ショートメッセージサービス)機能付きのものを選んでください

・インターネットが快適に使えない

意外に思うかもしれませんが、本来デメリットであるはずの「インターネットの通信速度が遅い」という特徴が、子供に持たせる場合はメリットになることもあります。

なぜなら、スマホに没頭して学業がおろそかになることが少なくなるからです。どこでも快適にインターネットが使えてしまうと、スマホ中毒になってしまう危険性があります。

例えば、あるお客さんは、子供がスマホゲームに熱中し過ぎてしまい、子供の携帯料金だけで12000円近くかかっていました。そのお客さんは、「受験も近いのに…」と頭を悩ませていました。

スマホは連絡手段にとどまらず、さまざまなことができる万能なデバイスです。大人でもスマホの中毒性に抗えない人が多いなか、そういった物に興味を持つ時期の子供に持たせて我慢できる子は少ないです。

インターネットを快適に使いたければ、自宅のネット環境(Wi-Fi)を使わせると良いです。Wi-Fi環境であれば追加でお金もかかりませんし、あなたの目が届く範囲内でスマホを利用してくれます。そのため、あえてベーシックプランで制限をかけるのはとても有効です。

快適に使わせてあげたいなら「スーパーホーダイ」にする

とはいえ、「せっかくスマホを持たせてあげるのに使い勝手が悪いのはかわいそうだ」という考えの場合は、「スーパーホーダイのプランS」にすると良いです。なぜなら、スーパーホーダイは安いうえに、そこそこ快適に使えるからです。

スマホの契約には「通信制限」というルールがあります。通信制限とは、1ヶ月間に定められたインターネット使用量(GBで数値化されている)をオーバーすると、インターネットの通信速度が遅くなってしまうというものです。

本来は、通信制限がかかってしまうと、使い物にならないぐらいネットの速度が遅くなってしまいます。速度が遅くなると、いつまで経っても次のページが表示されなかったり、動画が一向に再生されなかったりします。

しかし、スーパーホーダイを選べば、ネットを使い過ぎて通信制限がかかってしまっても、Youtubeが見られるぐらいにはネットの速度を維持してくれます。そのため、最安値であるプランSでも問題なく使うことができます。

また、スーパーホーダイには最低利用期間という契約期間を決めることができますが、必ず「3年契約」を選んでください。なぜなら、3年契約がもっとも月額料金を抑えることができるからです。

 プランSプランMプランL
1年契約2480円3480円5480円
2年契約1980円2980円4980円
3年契約1480円2480円4480円

表のように、1年契約と3年契約では、毎月1000円(税抜)もの差が出ます。中学校は3年間のため、3年契約は区切りとしてもちょうど良いです。頻繁にスマホを変える場合は別ですが、子供の携帯をそこまで頻繁に変えることもないはずです。特別な事情がなければ、3年契約にしておいてください。

機種はHUAWEI nova lite 2がオススメ

新たに格安SIMを契約するには、新しくスマホを調達しなければなりません。手っ取り早いのは、楽天モバイルで契約するときに、一緒に端末も購入してしまうことです。

ただし、キッズスマホやみまもりケータイといった子供専用の機種は楽天モバイルにはありません。そのため、楽天モバイルで契約する場合は、通常のスマホを買うことになります。しかし、キッズスマホやみまもりケータイは使い勝手が非常に悪く、評判も良くありません。そのため、無難に普通のスマホを買った方がいいです。

楽天モバイルでセット購入するのであれば、HUAWEI nova lite 2がオススメです。

なぜなら、性能が高いうえに価格が非常に安いからです。子供が利用するゲームアプリや動画系のサービスなどであれば、快適に動作します。

▼PUBG MOBILEというゲームをプレイしたときの映像

「PUBG MOBILE」は、そこそこ性能の高い機種でなければ正常に動作してくれないゲームアプリです。反射的な操作が要求されるPUBG MOBILEが快適に動けば、子供が使うことの大半に対応できます。

また、本体価格は1万円ほどで購入することができます。他の機種が2~3万円近くする中、HUAWEI nova lite 2は非常に安価で購入できます。そのため、「負担を抑えたい親サイド」と、「快適に使いたい子供サイド」の両方の希望を満たせる商品となっています。

ただし、おサイフケータイや防水などはついていません。おサイフケータイはいいとしても、防水はありません。そのため、子供に使わせるときは水没にくれぐれも注意してください。

子供用スマホのセキュリティについて

子供にスマホを持たせるとき、気になる部分にセキュリティの問題があります。個人情報の漏洩やウィルス感染などに対して、何か対策を行うべきなのでしょうか。

ウィルスセキュリティアプリは不要

スマホもパソコンと同じでウィルスに感染する危険性があります。ウィルスはサイトやメールなどが主な感染経路です。ウィルスに感染してしまうと、スマホが使えなくなったり個人情報が抜き取られてしまったりと、さまざまな不都合が生じます。

ただ、ウィルスセキュリティアプリは基本的に付ける必要はありません。なぜなら、動作が重くなり、スマホが使いづらくなってしまうからです

マカフィーやウィルスバスターなどのセキュリティソフトは、新しいウィルスに対抗するために更新されていきます。すると、情報がどんどん蓄積されてしまうため、使えば使うほど重くなっていきます。

スマホが重くなってしまうと、サイトのページが一向に開かなかったり、動画がいつまで経っても再生されなかったりします。せっかくウィルス対策をしているのに、まるでウィルスに感染してしまったかのような使いづらさを感じてしまいます。

「スマホの動作が遅い」と言ってお店に持ってくるお客さんは多いです。ただ、実際のところ、中に入っているセキュリティソフトやクリーニングソフト(不要なデータを処分するアプリ)のせいで重くなっていることがほとんどです

▼入れる必要のないアプリ

したがって、ウィルス対策用のアプリをダウンロードする必要は一切ありません。それよりも、そもそも子供が危険なことをしないよう「予防」に徹した方がいいです

フィルタリングサービス(キッズモード)は付けても良い

ウィルスの予防策のひとつに「フィルターをかける」というものがあります。フィルタリングサービスとは、子供が危険性の高いサイトへアクセスしたり、提供不明のアプリをダウンロードできないようにしたりする機能です。キッズモードなどとも呼ばれています。

楽天モバイルでは、「i-フィルター for マルチデバイス」という300円/月(税抜)のオプションを付けることができます。このアプリを入れれば、設定したジャンルのキーワードを検索できないようにしたり、インターネットに接続できない時間帯を設けたりすることができます。

利用者登録が18歳未満の場合、i-フィルター for マルチデバイスは必須で付ける必要があります。ただ、利用者を子供で登録しなければいいだけなので、付けたくない場合は利用者設定をしなければいいだけです。

上記のフィルターに関しては、付けても付けなくてもどちらでも構いません。セキュリティ面が不安であれば付けても良いですが、メジャーなアプリなどを利用しているだけならウィルスに感染することはあまりありません。そのため、そこまで神経質にならなくても良いというのが正直なところです。

もし、フィルターをかけるのであれば、前述の「i-フィルター for マルチデバイス」でいいと思います。iフィルターは、あなたの方でパスワードの管理ができます。つまり、子供には操作されずに規制をかけることができます。

また、子供がスマホを利用できない時間帯をつくることができます。例えば、深夜などに規制をしておけば、子供がスマホを見て夜更かしをするのを防ぐことができます。

▼「ジャンル別フィルター」や「利用不可時間」を設定できる

このように設定しておけば、口を酸っぱくして叱るよりも、簡単に子供のスマホ依存を減らすことができます。ただし、普通の検索機能もロックされてしまうこともあるため、必要なものはあなたが手動で解除してあげなければなりません。

また、当然ですが、このアプリは子供からの評価が最悪です。「ゴミアプリ」「スマホの意味が無い」などボロクソ言われているので、子供からのブーイングは避けられないことを覚悟しておきましょう。

利用者登録はした方がいいのか

楽天モバイルでは、利用者登録をすることができます。利用者登録とは、契約者名義とは別に利用する人間を設定できるというものです。

契約時に、利用者登録を子供に設定しておいた方がいいかという疑問があります。ただ、結論から言えば、利用者登録をする必要はありません。なぜなら、利用者を子供に設定しても、キャンペーンなどがあるわけではないですし、支払先の名義を子供にするわけでもないからです。

例えば、ドコモなどの大手キャリアでは、「学割」というキャンペーンがあります。学割は基本的に25歳以下の子供に対して適用されます。ただ、契約者は親御さんであることがほとんどです。そこで、利用者登録を子供にしておけば、契約者が親でも問題なく学割を適用できます。

しかし、楽天モバイルには、学割のような子供向けのキャンペーンがあるわけではありません。支払先の名義を変える程度のため、利用者を変える必要性がないのです。

それどころか、利用者設定を子供にすると、契約するときに子供の身分証明書まで必要になり、手続きが面倒になります。したがって、利用者登録はせずに契約を進めるといいでしょう。

位置情報検索サービス(GPS)を使うには

子供にスマホを持たせるときに位置情報の検索機能があると便利です。なぜなら、子供の帰りが遅いときなどに、子供がどこにいるのか把握できれば、それだけで安心できるからです。

楽天モバイルには、これといった位置情報検索サービスは用意されていません。そのため、位置情報検索を使うのであれば、適当なアプリを見繕う必要があります。どのようなアプリを使えばいいのか分からなければ、とりあえず以下のいずれかのアプリをダウンロードするといいでしょう。

  • iシェアリング
  • Life360
  • Zenly ゼンリー

上記のアプリは、他のスマホの位置情報をリアルタイムで把握できるものです。実際に、iシェアリングでスマホの位置情報を検索してみた画像を以下に載せます。

▼iシェアリングで位置情報を共有した画面

ただ、楽天モバイル以外のスマホを利用する場合、GPSの精度が悪くなってしまう可能性があります。実際、softbankのiPhone7に楽天モバイルのSIMを挿してみたところ、居場所が家一軒分ほどズレて表示されてしまいました。

これを解決するには、楽天モバイルで端末をセット購入すれば問題ありません。楽天モバイルが用意したスマホであれば、楽天モバイルSIMとスマホのGPSの互換性があるため、GPS精度が落ちることもありません。

このアプリに子供のスマホを登録しておけば、子供の居場所をすぐ確認できるため、親からすれば安心できます。

ただ、常に自分の現在位置を知られるというのは、子供からすれば相当なストレスになります。そのため、このGPSアプリを使って執拗に子どもを追い詰めてしまうと、家族とはいえ深刻な関係悪化につながることもあります。

子供とはいえ一人の人間です。このアプリをどのように使うかは任せますが、自分の気持ちを最優先にすることなく、ある程度は自分の子どもを信用してあげてください。

楽天モバイルで契約するメリットのある人とは

そもそも子供向けの携帯を持たせるにあたり、本当に楽天モバイルでいいのかという疑問があります。本項目では、どのような人が楽天モバイルで子供用のスマホを契約すべきなのかを解説します。

すでに楽天モバイルのスマホを自分や家族が持っている人

すでに自分や家族のスマホを楽天モバイルにしている場合、子供用のスマホも楽天モバイルで揃えてしまった方がいいです。なぜなら、楽天モバイルには、「プラス割」と呼ばれる複数台キャンペーンがあるからです。

プラス割とは、楽天モバイルで2台目を契約すると、2回線目以降から最初の3ヶ月間のみ基本料金がかからなくなるというキャンペーンです。また、契約時にスマホも一緒にセット購入すると、本体料金を5000円値引きして買うことができます。

▼公式ホームページより引用

例えば、プラス割を使って、さきほどオススメした「HUAWEI nova lite 2」を購入する場合、元々の本体価格の15980円から5000円差し引かれるため、10980円で持つことができます。これは、ドコモのキッズケータイ並みに安いです。性能が高いにもかかわらず、楽天モバイルの提供するスマホの中でもっとも安いため、お買い得の内容となっています。

本来は、同性能の機種を購入すると2~3万円はかかります。そのため、新規でスマホを買う場合、HUAWEI nova lite 2とプラス割のコラボは非常にお得です。

楽天市場や楽天カードを日常的に利用している人

また、楽天市場を利用している場合は、楽天ポイントが+2倍付きます。以下の条件をすべて満たせば、最大で+6倍のポイントを還元させることができます。

  • 楽天市場で買い物をする(100円に付き1ポイント還元)
  • 楽天市場アプリを使って買い物をする(+1倍)
  • 楽天カードで支払いをする(+2倍)
  • 楽天モバイルの契約者であること(+2倍)

上記の4つの条件を満たせば、楽天スーパーポイントの溜まるスピードが飛躍的に向上します。

例えば、楽天市場で「クリスタルカイザーの48本セット」を購入したとします。すると、通常の付与ポイントは21ptとなります。

▼楽天市場で「クリスタルカイザー×48本」を購入した場合

そのとき、楽天モバイル契約者が楽天市場アプリと楽天カードにより買い物をした場合、ポイントが+6倍になります。そのため、126pt(21×6=126)が通常ポイントの21ptに加算されます。すると、147pt(21+126=147)がポイント還元されるようになります。

本来のポイント還元サービスは、購入金額の1%です。そのため、前述の147ptを付ける場合、本来であれば14700円もの買い物をしなければなりません。

しかし、わずか2000円ほどの買い物をするだけで、14700円の買い物に匹敵するポイント還元があるため、普段から楽天カードや楽天市場を利用している場合は、楽天モバイルを契約するメリットは大きいです。

まとめ

ここまでの内容を踏まえて、申し込むにあたってのポイントを以下に載せます。

  1. 回線は「ドコモ回線」を選択(エリア外などの理由があればau回線)
  2. 購入タイプは「端末+SIMセット」を選択
  3. 機種は「HUAWEI nova lite 2」を選択
  4. SIMタイプは「通話SIM」か「データSIM(SMS)」を選択
  5. 料金プランは、「組み合わせプランのベーシックプラン」か「スーパーホーダイのプランS」を選択
  6. MNPではなく、新規契約を選択
  7. 楽天でんわの「10分かけ放題」は付けない

このように申し込めば、中学生向けのスマホ契約が出来上がります。

ちなみに、「スマホ保証」などの付属オプションを付けるかどうかはお任せします。ただ、月額のコストを抑えることが目的のため、基本的には余分なものは一切つけなくて良いです。


大手携帯会社では、ショップ店員に不要なオプションを付けられたり、複雑な条件で分かりにくかったり、なかなか理想的な契約を行うことができません。

一方で格安SIMであれば、Webから申し込むことで月1,500~2,000円などの通信料となります。また、プラン内容も、すべて自分の思い通りに決めることができるため、不要なオプションで金額が高騰することはありません。

ただ、格安SIMによって、以下のような違いがあります。

  • 通信速度の速さ
  • 特典やキャンペーンの充実度
  • アフターフォロー
  • ショップの有無
  • カード払い以外の支払いが可能か
  • 単独契約向けか複数契約(家族)向けか

これらを理解したうえで格安SIMを選ぶようにしましょう。以下のページで格安SIMの特徴を解説しているため、それぞれの事業者の違いを学ぶことで、格安SIMを選ぶときの失敗を防ぐことができます。