家計をまとめている人にとって、毎月かかる固定費は悩みの種になります。携帯料金もその一つで、家族まとめて何万円もの請求がかかっている家庭も少なくありません。

携帯の月額料金を安くする方法の一つに格安SIMがあります。特に、楽天モバイルは格安SIMの中で利用者が最も多い人気の機種です。家族全員を楽天モバイルに変えれば、4人家族でも1万円以内に収めることが可能です。

ただ、楽天モバイルのプランやキャンペーンはたくさんあるため、どのように契約すればお得になるのか分かる人は少ないです。そこで、今回は楽天モバイルでお得に家族契約する方法を伝えます。

本記事を読めば、楽天モバイルで家族の携帯を申し込むメリットやデメリットを深く理解できるだけでなく、どのように申し込めば家族に合った契約ができるのかが分かります。

私は、家電量販店で携帯の販売員をしています。日頃から、家族で契約される方々の相談に乗っている私が、最適な契約プランを紹介します。

家族で楽天モバイルにするメリット

そもそも、家族で楽天モバイルにするメリットとは何でしょうか。楽天モバイルにするメリットは、大きく3つあります。

  • プラス割という複数台キャンペーンがある
  • データシェアができる
  • 楽天カード利用者にとってお得な特典がある

上記の内容をこれから解説していきます。

家族割はないが、複数台契約するとお得になる

楽天モバイルには家族割がありません。しかし、家族割に近いキャンペーンが存在します。それが、「プラス割」と呼ばれるサービスです。

このプラス割というキャンペーンがあるため、楽天モバイルで家族契約するとお得になります。プラス割の内容は以下のようになります。

プラス割の内容

  • 2回線目からは月額基本料が最初の3か月間だけ無料になる
  • 通話プラン(電話ができるプラン)で契約すれば、5000円の還元
  • 端末購入を伴う場合は上記の5000円を本体の値引きにも使える

上記のキャンペーンを使えば、最初の3ヵ月は家族全員の料金が一切かからない状態にすることができたり、端末がほぼ0円で購入出来たりすることができます(厳密には、1か月目には初期費用が税抜3394円かかります)。

パケット使用量を家族で分けあえる

2つ目の利点は、家族間同士でデータシェアをすることができる点です。

データシェアとは、1台当たり100円/月(税抜)の追加料金を支払うことで、一か月間で利用できるインターネット使用量(パケット量)を家族間同士で分け合えるサービスです。

本来、パケット量が足りなくなったときは、データチャージというサービスを利用します。データチャージは、100円で0.3GB(ギガバイト)のパケット量を追加できるサービスです。

しかし、0.3GBをチャージしても、この量ではすぐに使い切ってしまいます。そのため、最低でも300~400円支払って、0.9~1.2GBほどチャージするのが一般的です。

ただ、データシェアを利用すれば、そのような無駄な出費を減らせます。データシェアは、家族グループのメンバー全員の余ったデータ量を「翌月に繰り越してメンバー全員にシェアする」ことができます。

楽天カード利用者は支払いをまとめるとお得

また、楽天モバイルを利用する場合、楽天カードは必須のアイテムとなります。楽天カードを持っていなければ、楽天モバイルに加入する意味は無いほどです。

なぜなら、楽天モバイルの支払いを楽天カードで引き落とすことによって、100円に付き、1ポイントの還元があるからです。

例えば、家族全員の月額料金が10000円だとしたら、100円分の楽天ポイントが毎月自動的に付与されることになります。

それだけではありません。楽天市場でよく買い物をする人は、楽天モバイルにすることで、還元ポイントは最大6倍にも膨れ上がります。

  • 楽天市場アプリを利用して買い物をする(+1倍)
  • 楽天カードを所持する(+2倍)
  • 楽天モバイルを利用する(+2倍)

上記のサービスを普段から利用している場合は、楽天モバイルにすべきです。仮に、楽天市場で毎月5万円ほどの買い物をしていれば、それだけで3500ポイントもの楽天ポイントが付きます。

3500ポイントは、携帯一台分の月額料金にも匹敵する還元率です。普段から楽天市場や楽天カードを頻繁に利用しているのであれば、家族も含めてすべて楽天のサービスで統一することをおすすめします。

楽天モバイルで家族契約する際のおすすめプラン

おすすめプランとはいっても、人によってネットや電話の使用頻度は異なるため、「これ!」というプランがあるわけではありません。

ただ、ひとつ言えることは、データシェアに加入する前提で、「気持ち少なめのプランを組むべき」ということです。

なぜなら、データシェアでパケットを分け合えば、誰かが使いすぎてしまっても他の家族の余ったパケット分で補填ができるからです。

例えば、あなたとあなたの家族の利用頻度が以下のような使い方だったとします。

  • あなた…約2.4GB/月
  • あなたの配偶者…約0.5GB/月
  • あなたの子供…約15GB/月

上記の例の場合、楽天モバイルのプランの中で選ぶべきプランは、あなたとあなたの配偶者はプランS(2GB)、子供はプランL(14GB)あたりを契約することが望ましいです。

スーパーホーダイ
月額料金
プランS(2GB)1480円
プランM(6GB)
2480円
プランL(14GB)4480円
プランLL(24GB)5480円

あなたと子供は、選んだプランよりも多くのパケットを消費していますが、配偶者はほとんど利用していません。そのため、配偶者の余ったパケット量を翌月に家族で使うことができます。

このように、無駄なくパケットを使い切るようなプランの組み方が望ましいです。そのため、自分と家族のパケット使用量がどの程度なのかをあらかじめ調べておきましょう。

家族で楽天モバイルにMNPする際の注意点

最後に、実際に家族で楽天モバイルに乗り換え(MNP)をする際の注意点を説明します。

事前に契約する人の名義に変えておく

同じ名義で契約をする場合、同時にMNP契約できる回線は2回線までです。それ以上の契約には審査が入ります。しかも、ほとんどの場合、審査NGとなり契約できないことが多いです(90日以上経過すれば申し込めます)。

そのため、家族が3人以上の場合、全員を楽天モバイルに乗り換えるのであれば、別の家族の名義を利用しなければならなくなります。

しかし、移転元(ドコモやauなど)の名義人と同じ契約者でなければ、楽天モバイルを契約することができません。そのため、楽天モバイルの契約をするまえに、移転元の会社のショップなどで名義変更を行っておく必要があります。

例えば、「父・母・子供1・子供2」という家族構成だった場合、父の名義で3回線以上を組むことができません。そのため、父の名義で2回線、母の名義で2回線の契約をする必要があります。

もし、移転元の会社で4台とも父の名義になっているのであれば、楽天モバイルの契約手続きをする前に、4台中2台の名義を母に変えておかなければなりません。

家族で支払いをまとめる方法は2つ

家族全員で楽天モバイルに変える際、支払いを同じところでまとめるケースもあるはずです。ただ、楽天モバイルは契約者と支払い名義人が同じでなければならないというルールがあります。

そのため、前述のように名義を別々に登録せざるを得ない場合、支払先も異なる引き落とし先で登録しなければなりません。

もし、どうしても同じ引き落とし先で料金を支払いたい場合、以下の2つの方法があります。

  • 事前に「家族カード」を申し込む
  • 契約後に、メンバーズステーションで支払先を変更する

・事前に「家族カード」を申し込む

「家族カード」とは、あなたの持っている楽天カードと生計を同一にする家族へ発行されるカードです。これは、支払い情報を共有できるコピーカードになります。

要するに、家族の支払いすべてを家族カードにすれば、同一名義の楽天カードから引き落とされるようになるわけです。

・契約後に、メンバーズステーションで支払先を変更する

もう一つの方法は、先に家族の契約をすべて済ませてしまい、その後、登録した支払先情報をネット上で変更する方法です。

楽天モバイルは「メンバーズステーション」という契約内容を確認したり修正したりできるホームページがあります。ログイン方法は、契約時に伝えられるため、その通りに入れば問題ありません。

楽天カードを持っていない、または家族カードを作ることが面倒な場合はこちらの方法を試してみるといいでしょう。

ただ、いずれにしても楽天モバイルを契約するのであれば、楽天カードは持っているべきです。そうでなければ、キャンペーンなどもつかないため、わざわざ楽天モバイルに加入する必要性がなくなってしまいます。

まとめ

楽天モバイルに家族全員を契約するのは、楽天カード所持者・楽天市場利用者がおすすめです。なぜなら、還元ポイントが6倍も増えるという「圧倒的な特典」が付与されるからです。

また、プランを選ぶときはデータシェアを考慮して選んでください。わざわざ、追加料金を支払うよりも、データ使用量を節約することができます。

楽天モバイルに家族割はありませんが、プラス割という複数台キャンペーンがあるため、2台以上の契約はキャンペーン的にもお得になります。


大手携帯会社では、ショップ店員に不要なオプションを付けられたり、複雑な条件で分かりにくかったり、なかなか理想的な契約を行うことができません。

一方で格安SIMであれば、Webから申し込むことで月1,500~2,000円などの通信料となります。また、プラン内容も、すべて自分の思い通りに決めることができるため、不要なオプションで金額が高騰することはありません。

ただ、格安SIMによって、以下のような違いがあります。

  • 通信速度の速さ
  • 特典やキャンペーンの充実度
  • アフターフォロー
  • ショップの有無
  • カード払い以外の支払いが可能か
  • 単独契約向けか複数契約(家族)向けか

これらを理解したうえで格安SIMを選ぶようにしましょう。以下のページで格安SIMの特徴を解説しているため、それぞれの事業者の違いを学ぶことで、格安SIMを選ぶときの失敗を防ぐことができます。