今は、「スマホを持つのが当たり前」のような風潮がありますが、ガラケー(折りたたみ携帯)の需要はまだまだあります。

タブレットやパソコンなどでインターネットを使い、通話のみでガラケーを持つ2台持ちを考えている人は多いです。

格安SIMでもガラケー(折りたたみ携帯)は使えます。そのため、どうしてもガラケーにしたいのであれば、格安SIMを検討するとお得になるかもしれません。

ただ、どのように契約すればいいのかを理解している人は少ないです。せっかく格安SIMに変えるのであれば、できるだけお得に持ちたいですよね。

そこで今回は、楽天モバイルのガラケーを2台持ちで利用する場合、どのような契約をするべきかを解説します。

この記事で、楽天モバイルで2台持ちをするときのお得な契約方法が分かります。また、月額料金なども算出するため、参考にしてください。

私は家電量販店で携帯の販売員をしています。2台持ちを検討されているお客さんの相談を多く受けている私が、あなたに最適な契約方法を提案します。

通話が多い場合は大手キャリアのガラケーと2台持ちした方がいい

いきなり話の腰を折るようで申し訳ないですが、長電話をする場合、楽天モバイルはオススメできません。

なぜなら、楽天モバイルは無制限のかけ放題プランが無いからです

一応、一回の通話で10分以内が無料になる「楽天でんわ10分かけ放題 by 楽天モバイル」があるため、長電話にさえならなければ問題ありません。しかし、一度でも長電話を行うと、高額な通話料金が発生してしまいます。

例えば、ひと月の中で一時間の通話を一度でも行うと、2400円の通話料金がかかります(20円/30秒)。これに、基本料金が最安値のベーシックプランでも1250円(税抜)かかるため、合計で3650円にもなってしまいます。

【計算式】1250円(基本料金)+2400円(通話料金)=3650円(合計)

一方、ドコモ・au・ソフトバンクの「大手キャリア」でガラケーの無制限かけ放題に加入した場合、月額料金は基本料金の2200円/月(税抜)のみとなります。

大手キャリアの場合、上記のプランであれば通話し放題のため、通話料がかかることはありません。

そのため、長電話をするのであれば、大手キャリアでガラケーを持ちつつ、楽天モバイルでデータ契約(インターネットのみの契約)をする2台持ちがオススメです。

ちなみに、上記の内容は本体料金を考慮していないため、実際は本体の分割料金などもかかります。しかし、大手キャリアでガラケーを分割で購入しても、毎月400~600円程度です。

また、場合によっては、キャンペーンで本体料金の負担がかからないケースもあります。いずれにしても、ガラケーの本体料金に関してはそこまで高額な負担はかからないため、安心してください。

「安くしたい」という理由では楽天モバイルの2台持ちは向かない

2台持ちをする理由のひとつに、1台で契約するよりも月額料金が安くなるからというものがあります。

しかし、楽天モバイルでは、「安くしたい」という理由でガラケーと2台持ちをするメリットはありません。なぜなら、楽天モバイルでは、ガラケーとスマホの月額料金が変わらないからです。

楽天モバイルのプランは大きく分けて二種類あります。それは、「スーパーホーダイ」と「組み合わせプラン」の二つです。

▼スーパーホーダイ

公式サイトより引用

▼組み合わせプラン

公式サイトより引用

上記のプランの中から選ぶわけですが、ここに「ガラケー専用プラン」というものは存在しません

大手キャリアの場合、スマホとガラケーでプランの料金は明確に区別されます。例えば、ドコモのカケホーダイプランの料金は、以下のようになっています。

  • カケホーダイプラン(iPhone/スマホ)…2700円/月(税抜)
  • カケホーダイプラン(ケータイ)…2200円/月(税抜)

上記のように、大手キャリアにはスマホとガラケーのプランに明確な差があるため、ガラケーとタブレットの2台持ちで安くなる可能性もあります。

しかし、楽天モバイルで契約する場合、スマホでもガラケーでも入るプランは同じです。そのため、安くする目的で2台持ちするくらいなら、最初からスマホ1台で契約した方が、手間もかからず料金もかかりません

したがって、「ガラケーを使いたい」という目的の場合のみ、2台持ちを検討するといいでしょう。

楽天モバイルのガラケーはどのようなプランで契約すればいいのか

では、実際にガラケーを楽天モバイルで持つ場合、どのようなプランに加入すればいいのでしょうか。プランを選ぶ際は、「通話をするかどうか」が判断の基準になります。

10分以上の通話をするなら「スーパーホーダイのプランS」を選ぶ

前述のとおり、長電話をする場合は大手キャリアのガラケーを選ぶべきですが、10分以内の通話の利用のみであれば、楽天モバイルでも問題ありません。

そして、そこそこ通話をすることを視野に入れているのであれば、「スーパーホーダイ」というプランがおすすめです。

なぜなら、スーパーホーダイには「楽天でんわ10分かけ放題 by 楽天モバイル」というオプションサービスが最初から付いているからです。

「楽天でんわ10分かけ放題」とは、 1回の通話が5分間だけ何度でも無料になるという850円/月(税抜)の有料オプションです。

本来、通話をすると、30秒あたり20円の通話料金がかかります。そのため、通話を多くしてしまうと、通話料金だけでかなりの請求がかかってしまいます。

しかし、スーパーホーダイは、基本料金のなかに「楽天でんわ10分かけ放題」のオプションがすでに組み込まれています

▼スーパーホーダイと組み合わせプランの違い

そのため、ガラケーである程度の通話をすることが考えられるのであれば、スーパーホーダイの方が、通話料を含めると安くなります。

また、プランSとはスーパーホーダイの中の最安値プランのことを指します。

2台持ちの基本は、「電話」と「インターネット」を別々の端末に役割分担させることが前提です。そのため、「通話」をメインにするガラケーのプランは、もっとも低いプランに設定しておくことが鉄則です

したがって、上記の使い方を想定する場合は、「スーパーホーダイのプランS」がもっとも適したプランと言えるでしょう。

通話しなければ「組み合わせプランのベーシックプラン」を選ぶ

反対に、通話をまったくしないのであれば、もうひとつのプランである「組み合わせプランのベーシックプラン」に加入すべきです。

なぜなら、2台持ちでガラケーを通話として利用しないということは、「緊急時のための連絡手段」以外に使い道がないからです

組み合わせプランの「ベーシックプラン」とは、楽天モバイルのプランの中でもっとも料金の低いプランです。

2台持ちの場合、インターネットは別の端末で行い、通話をガラケーで行います。そのガラケーで通話をあまりしないのであれば、最安値で置いておくことがもっとも負担にならない持ち方になります。

上記の持ち方をする人は限られていますが、ガラケーに慣れ親しんだ年配ユーザーや、登山などで緊急連絡用として使う人などが、2台持ちをするケースが多いです。

したがって、ガラケーとして手元に置いておきたいが、日常的に通話をほとんどしない場合は、組み合わせプランのベーシックプランがおすすめです。

ガラケーの入手手段は二通りある

今、あなたが使っているガラケーがドコモの場合、楽天モバイルでそのまま使える可能性があります。

なぜなら、楽天モバイルはドコモの電波を使っているため、種類が合えば、楽天モバイルのSIMを挿して使えるからです。

指定のドコモガラケーを持っていれば、楽天モバイルでそのまま使う

楽天モバイルで利用可能なドコモのガラケーを使っていれば、そのまま使うのがもっとも効率的です。

なぜなら、新しい端末を用意する必要がなく、データの引継ぎなどを行わなくても良いため、圧倒的に手間がかからないからです

では、具体的にどの機種だったら楽天モバイルでそのまま使えるのでしょうか。以下にまとめたので、自分の機種の型番が該当するかどうかをチェックしてください。

普通に使えるF02J(らくらくホン)
P01J
SH01J
通話のみ可能
(ネット利用不可)
F05G
F07F
F08F
F01G(らくらくホン)
SH07F
SH06G

ちなみに、型番は以下の画像のように、端末のどこかに記載されています。

上記で示した型番に該当する端末を持っている人は少ないです。そのため、自分のもっているガラケーが該当しているものであれば、迷うことなく楽天モバイルで使いましょう。

上記の型番に該当しない人や、該当機種であっても調子が悪くて使えないときは、新しい機種を購入することになります。

その場合、もう一つの入手方法が存在します。

楽天モバイル契約時にセット購入する

上記のドコモの該当端末だとしても、機種に不具合があればそのまま使うのはオススメできません。

また、いま使っているものがauやソフトバンクのガラケーだった場合も、新たに楽天モバイルで利用するガラケーを購入する必要があります。

一番良い方法は、楽天モバイルを契約するときに、新しい機種をセット購入する方法です。

なぜなら、新たにガラケーを調達する方法の中で、契約する格安SIM事業者で購入する方法が、最も手軽に新しい機種を入手できる方法だからです。

楽天モバイルで契約するときにセット購入する方法は非常に簡単です。

契約を進めていくと、途中で「端末+SIMカード」「SIMのみ」のどちらかを選択する項目があらわれます。

上の画像で「端末+SIMカード」を選びます。そのあと、ガラケーの機種を選択して先に進むだけです。

ちなみに、現在、楽天モバイルで提供しているガラケーの種類は、画像に書かれたシャープの「AQUOSケータイ SH-N01」のみです。

ドコモのSH-01Jと外観はまったく同じ機種になります。そのため、楽天モバイルでは、らくらくホンなどの用意はできないため、注意してください。

インターネット専用の端末はデータ通信SIMで契約する

2台持ちのうち、上記のガラケーの内容が決まったら、つづいて2台目の内容を決める必要があります。

2台目の契約は、スマホでもタブレットでも構いません。重要なのは、インターネット専用の端末であるため、組み合わせプランの「データ通信SIM(インターネットのみ)」で契約するということです。

なぜなら、2台目の端末では電話をしないため、「音声通話SIM(電話+インターネット)」で契約するメリットがないからです。

音声通話SIMとデータ通信SIMでは、月額の料金に大きな差が生まれます。以下が、楽天モバイルで用意している組み合わせプランのプラン内容です。

上の画像の中で、「SMSあり」と「SMSなし」という区別があります。これは、SMS(いわゆるショートメール)が利用できるかどうかを分けるものになります。

私は、上記のうち、「SMS有り」に加入しておくべきだと考えます

なぜなら、SMSはメール機能という側面だけでなく、LINEやFacebookなどのサービスを使うための認証機能として利用したり、ネットがつながらないときの緊急連絡として利用したりできるため、何かと重宝するからです。

SMS有りと無しで、金額もそこまで大きく差は出ないため、差支えなければSMS有りを選びましょう。

まとめ

まず、長電話をするユーザーはそもそも楽天モバイルに向かないため、大手キャリアでガラケーを使い、インターネットのみの端末を楽天モバイルで契約することをおすすめします。

また、ガラケーでもスマホでもプランの料金は変わらないため、安く使いたいという理由ではなく、純粋にガラケーを使いたい人のみ、2台持ちを検討した方が良いです。

「スーパーホーダイ」か「組み合わせプラン」のどちらのプランにするかは、通話をするかしないかで選びましょう。スーパーホーダイは「10分以内の通話をする人向け」、組み合わせプランは「めったに通話をしない人向け」と覚えてください。

さらに、指定のドコモガラケーを使っている場合、そのまま楽天モバイルで流用すれば、データ引継ぎなどの手間が省けます。そのため、該当端末であれば、「SIMのみ」の契約をして、今の機種をそのまま使ってしまいましょう。

ただ、上記の機種の場合でも壊れかけていたり、au、SBユーザーだったりする場合はセット購入を検討してください。機種はシャープのガラケーになります。

2台目のスマホ(タブレット)は組み合わせプランの「データ通信SIM」で契約をして料金を節約してください。

以上が、楽天モバイルでガラケーを含めた2台持ちをするにあたって、気をつけるべきポイントになります。本記事の内容を考慮したうえで、2台持ちを検討してください。


大手携帯会社では、ショップ店員に不要なオプションを付けられたり、複雑な条件で分かりにくかったり、なかなか理想的な契約を行うことができません。

一方で格安SIMであれば、Webから申し込むことで月1,500~2,000円などの通信料となります。また、プラン内容も、すべて自分の思い通りに決めることができるため、不要なオプションで金額が高騰することはありません。

ただ、格安SIMによって、以下のような違いがあります。

  • 通信速度の速さ
  • 特典やキャンペーンの充実度
  • アフターフォロー
  • ショップの有無
  • カード払い以外の支払いが可能か
  • 単独契約向けか複数契約(家族)向けか

これらを理解したうえで格安SIMを選ぶようにしましょう。以下のページで格安SIMの特徴を解説しているため、それぞれの事業者の違いを学ぶことで、格安SIMを選ぶときの失敗を防ぐことができます。