OCNモバイルONEは、NTTコミュニケーションズが提供している通信事業サービスです。OCNモバイルONEは、ドコモを展開しているNTTグループの企業が運営しています。そのため、多くの人がOCNモバイルONEを検討します。

しかし、具体的な内容がどのようなものかを知っている人は非常に少ないです。携帯の乗り換えで失敗しないためには、それぞれの格安SIMについて理解をしておく必要があります。

そこで、今回はOCNモバイルONEの評判や口コミ、速度比較などについて解説します。本記事を読めば、格安SIMデビューを考えているあなたにとって、OCNモバイルONEが最適な格安SIMかどうかを見極めることができます。

スマホのセット購入価格が圧倒的に安い

OCNモバイルONEは、契約と同時に「スマホのセット購入」を検討している人に向いている事業者です。

なぜなら、OCNモバイルONEの最大のメリットとして、セット購入するスマホをキャンペーンで非常に安く買うことができるからです。

例えば、moto g7 plusという機種を購入する場合、IIJmio(みおふぉん)という格安SIM会社では35800円(税抜)かかります。また、LINE MOBILE(ラインモバイル)では38,800円(税抜)という価格で売られています。

しかし、OCNモバイルONEであれば18800円(税抜)と他社の約半分の金額で購入することができます(2019年6月17日時点)。

格安SIMにすれば、毎月の基本料金を安くすることは可能です。しかし、当然ですが、本体料金の端末代金が高いものを購入した場合、高額な分割料金を上乗せで支払う必要があります。

そのため、格安SIMを端末のセット購入で購入することを考えている場合、OCNモバイルONEは他の格安SIMで買うよりも、圧倒的に安い価格でスマホを入手することができます。

音楽のストリーミングサービスが使い放題

OCNモバイルONEには、データ容量(パケット)の節約につながるサービスがあります。その一つに、「MUSICカウントフリー」というものがあります。

MUSICカウントフリーは、以下の音楽系ストリーミングサービスを使うにあたって、パケット使用量が一切発生しない(使い放題)というものになります。

  • amazon music
  • ANiUTa(アニュータ)
  • AWA
  • dヒッツ
  • Google Play Music
  • LINE MUSIC
  • Rec Music
  • Spotify
  • ひかりTVミュージック

上記のサービスを使っている、もしくはこれから使う予定があれば、パケット使用量を気にせずに音楽を聴くことができます。

ただし、カウントフリーになるのはあくまで「音楽の再生のみ」という点に注意が必要です。例えば、amazon musicの画面を開いているときに表示されるアーティストの画像や動画などは通信容量が発生してしまいます。

また、料金コースを変更した場合、変更期間中の1~2日程度もカウントフリーの対象から外れるため、注意してください。

高速データ通信のON/OFFが可能

また、OCNモバイルONEには、もうひとつ通信容量(パケット)を節約する方法があります。それが高速データ通信と低速データ通信の切り替えになります。

高速と低速の切り替えが出来ることで、パケットの節約になります。なぜなら、動画やゲームなど、ここぞというときにだけ高速通信のパケットを消費することができるからです。

文字だけを閲覧するニュースサイトや、文字の送受信であるメール・メッセージなどであれば、低速通信でも問題なく利用することができます。そのため、動画やゲームといった自分が本当に使いたい作業にパケットをすべてつぎ込むことができます。

さらに、この高速・低速の切り替えは、アプリ一つで簡単に行うことができます。

このように、ワンタッチで変更が効くため、パケットを大きく消費する作業のとき以外は素早くオフにしておけば、一ヶ月間使えるデータ容量を減らすことができます。

特定の人と長電話をする場合の通話オプションが充実

格安SIMは、基本的に無制限に国内通話が無料になるかけ放題プランがありません。そのため、長電話をするユーザーには不向きとなっています。

しかし、OCNモバイルONEは長電話をする人にも向いています。なぜなら、OCNモバイルONEには「トップ3かけ放題」と呼ばれる通話オプションサービスがあるからです。

トップ3かけ放題とは、国内通話において、月内で最も多く電話をかけた上位3回線の通話料を無料にするというものです。

「3回線だけしか無料にならないのか…」と思うかもしれませんが、長電話をかける相手というのはおおよそ決まっているものです。例えば、家族の誰かや、彼氏・彼女などが当てはまります。

逆にいえば、それ以外の親しくない人と長電話になるシチュエーションはほとんど無いのではないでしょうか。そのため、上位3回線分の通話料が無料になれば、だいたいの長電話で発生する通話料をカバーできます。

最低利用期間が6か月間のみ

携帯の契約には「最低利用期間」という契約期間が設けられています。最低利用期間内にその携帯会社を解約してしまうと、高額な違約金が発生してしまいます。

そのような中、OCNモバイルONEでは、最低利用期間が6ヶ月間と非常に短いです。なぜなら、ほとんどの格安SIMは最低利用期間が1年間だからです。

ただ、半年で会社を切り替えても良くなったとしても、一体どのようなメリットがあるのでしょうか。順を追って説明していきます。

まず、前述のとおり、OCNモバイルONEでは端末を非常に安く購入することができます。

いままでは、大手3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)で端末を購入するときは、毎月割引が入ってきたり値引きキャンペーンがあったりして、本体価格を実質的に安く購入することができました。

しかし、電気通信事業法という法律の一部改正により、大手3キャリアは本体料金に対しての値引きをほとんど出来なくなってしまいました。

そのため、それなりの性能や機能を持ったスマホを購入する場合、10万円近い高額な料金を、36回(3年間)や48回(4年間)の分割にして負担せざるを得なくなってしまいました

しかし、OCNモバイルONEは本体価格に対してのキャンペーンを豊富に取り揃えているため、安い価格で端末を買うことができます。

さらに、半年経てば別の会社に乗り換えるということが容易にできるため、欲しい端末をOCNモバイルONEで購入し、半年後に本命の携帯会社へ乗り換えるという契約が可能になるわけです。

アフターフォローのあるショップが無い

なお、アフターフォローをしてくれるリアル店舗がないのはOCNモバイルONEにとってのデメリットといえます。

なぜなら、スマホが故障してしまったり分からないことを問い合わせたいときは、webや電話のみの問い合わせ方法になってしまうからです。

例えば、スマホが故障してしまい、修理に出したいと思ったときには以下の手順を踏む必要があります。

  1. サポートセンターへ電話(機種の製造番号IMEIを事前に確認する)
  2. 「あんしん補償」修理依頼書/同意書を作成
  3. 上記の同意書と故障したスマホを指定住所へ郵送(発送料は自己負担)
  4. 故障診断の結果(修理金額など)を電話で聞き、修理を継続するか回答
  5. 修理品(または交換品)が送られてきたら終了

このように、いざスマホが壊れてしまったときの手続きが面倒なため、実店舗(ショップ)がある事業者と比べると困ったときのフォロー体制に不安が残るかもしれません。

ただ、リアル店舗が無いというのは、OCNモバイルONEに限った話ではありません。

格安SIMは、通信設備を自社で保有しないことによる設備投資の削減や、ショップや店頭窓口を設けないことによる人件費の削減によって格安価格を維持できています。

格安SIMでも、ショップを設けているのは、楽天モバイルやUQモバイルなどの一部の事業者に限られます。それ以外は、店頭窓口はあっても修理受付などをしていないところがほとんどです。

OCNモバイルONEの通信速度について

また、格安SIMを選ぶうえで気になる項目として通信速度があります。では、OCNモバイルONEの通信速度はどの程度のものなのでしょうか。以下に、他の格安SIMとの比較表を載せます。

朝(8:00)昼(12:00)夕(18:00)夜(0:00)
OCNモバイル3.04.00.346.2
楽天モバイル(D)1.74.813.010.0
mineo(D)5.68.920.013.5
UQモバイル29.927.630.525.8
IIJmio2.011.72.135.7

※計測に用いたアプリは、Spring Tech Coが提供する「Speed test」です
※表内数値の単位はMbpsです
※表内数値は下り:ダウンロード(コンテンツを受信・表示)の速度です

▼実際に速度を計測した画像

OCNモバイルONEは、回線の混雑する昼や夕方になると通信速度が極端に低下してしまいます。ニュースサイトを見たり、メールのやり取りをする程度なら問題無く使えますが、動画やゲームなどの高負荷なサービスはほぼ使えません。

ただ、OCNモバイルONEに限らず、ほとんどの格安SIMは回線が混み合う時間帯になると通信制限がかかります。

そもそも格安SIMは、大手携帯会社のdocomo・au・softbankに対して、通信品質において上回ることがあり得ません。なぜなら、格安SIM事業者は通信設備を自社で保有しておらず、大手3キャリアから電波を間借りしているからです。

格安SIMは大手キャリアから電波帯域の一部を借りているに過ぎないため、たくさんのユーザーを快適に利用させられるほどの余裕がありません。したがって、格安SIMに切り替える時点で、通信品質が落ちることを覚悟しておかなければなりません。

格安SIMの中で、どの会社の通信速度が早いかを比較することは不毛です。なぜなら、体感的にそこまで大きく違いを感じるほどではないからです。数値的な差は多少あれど、「どんぐりの背比べ」のようなものです。

そのため、通信が混み合う時間帯は、諦めるかWiFi環境を利用しましょう。WiFiであれば、契約している会社の通信速度は関係なく利用できます。

また、回線がパンクしない時間帯であれば、OCNモバイルONEでも普通にネットを使うことができます。具体的には、12~13時(昼休みの時間帯)や18~21時(夕飯どき)などの時間帯以外であれば、問題なくインターネットを利用することができます。

OCNモバイルONEを契約するにあたって

なお、実際にOCNモバイルONEを契約するにあたり、事前に準備をしておくべきことが三つあります。この三つの事前準備をしておけば、申し込みをスムーズに行うことができます。

・本人確認書類を用意する

まずは、申し込みにあたり、本人確認書類を提示する必要があります。なぜなら、格安SIMの申込はれっきとした「契約」だからです。

契約書類には運転免許証が適しています。運転免許証が一点あれば、その他の書類は不要になるため、持っている場合は免許証を使いましょう。

・クレジットカード or 口座情報(引き落とし先)

続いて、毎月の料金の引き落とし先を設定する必要があります。基本的には、クレジットカードを使った方が審査に通りやすいのでおすすめです。

ただ、どうしても個人情報の漏洩や未成年でカードが持てないなどの理由でクレジットカードによる引き落としができない場合、OCNモバイルONEでは口座振替で設定することも可能です

▼口座振替に指定できる金融機関一覧

都市銀行、地方銀行、第ニ地方銀行、ゆうちょ銀行、信用金庫、信用組合(※)、労働金庫、[県信漁連 / 漁協 / 県信連 / 農協](※)、商工組合中央金庫、新生銀行、あおぞら銀行、シティバンク エヌ・エイ、ジャパンネット銀行、セブン銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行、イオン銀行、三菱UFJ信託銀行、みずほ信託銀行、三井住友信託銀行、SMBC信託銀行など
※ 一部取り扱いの無い金融機関あり

ただ、申し込みはwebからではなく、カスタマーズフロントと呼ばれるサポートセンターに電話をして依頼します。そのため、手続きが少しだけ面倒というデメリットがあります。

また、口座振替は支払設定が確定するまでに2~3ヵ月の期間を要します。その間は、コンビニ払いなどの請求書による支払いを行わなければならず、窓口収納には手数料もかかるため、そのあたりを踏まえたうえで申し込んでください。

・MNP予約番号を取得する

MNP(モバイル・ナンバー・ポータビリティ)とは、他社の携帯会社へ乗り換える契約のことを指します。MNP予約番号は、移転元の会社から発行されるもので、これがないと格安SIMへ乗り換えることができません

MNP予約番号は、電話で申し込むことができます。連絡先は以下にまとめています。

ドコモ利用中【ドコモの携帯から】151
自動音声後、4→2→#→暗証番号入力
【一般電話から】0120-800-000
自動音声後、4→2→電話番号入力→暗証番号入力
au利用中【auの携帯から】0077-75470
自動音声後、1→1→暗証番号入力
【一般電話から】0077-75470
自動音声後、1→1→電話番号入力→暗証番号入力
ソフトバンク利用中【ソフトバンクの携帯から】*5533
自動音声後、1→#→4→暗証番号入力
【一般電話から】0800-100-5533
自動音声後、1→#→電話番号入力→暗証番号入力→4

※4桁の暗証番号を間違えても、何回か入力すればオペレーターに繋がります

なお、電話オペレーターは今現在使っている携帯会社側の人間のため、他の会社へ乗り換えようとしているあなたを必死で引き留めようとします。

キャンペーンやポイントなどを補填してこようとしますが、条件が厳しかったり、トータルで見ると安くならないことが多いため、強い気持ちをもって断る必要があります。

引き留めをうまくかわすテクニックとして、「引っ越しして電波が入りづらくなったから」という常套句があります。電波の問題であれば、いくらキャンペーンを投入しても解決できない問題なので、それ以上オペレーターは何も言って来なくなります。

ちなみに、キャリアショップでも、MNP予約番号を取得することができます。ただ、待ち時間が長く、引き留めも電話以上にきついため、基本的には電話による取得をおすすめします。

申し込みは公式サイトから行う

OCNモバイルONEを申し込む場合、webから申し込むことをおすすめします。理由は以下の2点になります。

  • ショップ店員から不要なオプションを付けられる可能性が高い
  • ショップは待ち時間が長い

・ショップ店員から不要なオプションを付けられる可能性が高い

店頭では、ショップ店員に別に欲しくもない商品や、余計なサービスを言葉巧みに付けられてしまう可能性が高いです。なぜなら、ショップ店員には、オプションや付帯商材のノルマがえげつないほど課せられているからです。

私も家電量販店で携帯を販売している身のため、販売員側の気持ちを理解することができます。今は、携帯を普通に販売したところで会社からは何も評価されません。

それどころか、「普通に売っただけかよ…」と叱責されてしまいます。私も、携帯を素売りした際に「お前はただの自動販売機か?」と上司から叱られたことがあります。それほど、販売側は、追加商材を付帯することに対して躍起になっているのです。

こちらは販売のプロのため、客の断り文句を封じる術をいくつも持っています。 このような血眼になって付帯商材を付けてくる店員を前にして、契約内容に関して無知を露呈してしまえば、簡単に付け込まれてしまいます。

しかし、webからの申込であれば端末やプラン、オプションサービスなどを自分のペースでゆっくりと決めることができます

・ショップは待ち時間が長い

また、ショップは恐ろしいほど待ち時間が長いです。

私が働いている職場でも、2~3時間は平気でお客さんを待たせます。そして、やっと契約に入れても、そこからさらに1~2時間以上も手続きに時間を要します。

今は、電気通信事業法の改正により、お客さんにとって不当な契約とならないように、事前に確認しなければならない事項がたくさんあります。

また、付帯商材の紹介などもしなければならないため、登録前の説明だけで簡単に一時間以上は経過してしまいます。

しかし、webからの申込であれば、所要時間はわずか10分程度です。そのため、webからの申込の方が、圧倒的にストレスなく申し込みできます。

・申し込みの流れ

webによる申し込みは、公式サイトから行うことができます。本記事の一番下に、公式サイトへのリンクを貼っています。公式サイトへアクセスしたら、「格安SIMとスマホをセットで購入する」を選択します。

たとえ、SIMのみの契約をしたい場合でも、ここではスマホセット購入を選んでください。なぜなら、ここで「SIMのみ」を選択してしまうとAmazonの公式サイトに飛ばされてしまい、申込場所がどこか分からなくなってしまうからです。

あとで、きちんとSIMのみを選択できるので安心してください。

「スマホセット購入」を押すと、公式サイトのトップページに飛ばされます。その後、右上にある「お申し込み」を押してください。あとは、手順通り進めていくだけです。

申し込みが終わると、2~3日後にSIMカード(セット購入の場合は端末も)が郵送で送られてきます。SIMカードを端末にセットして、同伴されている設定案内の冊子に従ってセッティングすれば手続きはすべて完了します。

▼SIMカード(+端末)一式が送られてくる

端末のセット購入を検討している人はOCNモバイルONEを選ぶ

OCNモバイルONEは、スマホをセット購入すると非常にお得にスマホを買うことができる事業者です。

昼と夕方に通信速度が遅くなったり、ショップが無かったりとデメリットもあります。しかし、他の格安SIMも似たようなもののため、ある程度覚悟しておけば問題ありません。

また、格安SIMにおいて比較的ないがしろにされがちな「長電話」に関しても、「トップ3かけ放題」により3回線まで無料にすることができます。さらに、MUSICカウントフリーや低速モードを使えばパケットの温存もできます。

端末購入や長電話をメインに考えている場合は、検討の余地のある格安SIMです。