他社へ電話番号を引き継いで携帯を乗り換えることをMNP(モバイルナンバーポータビリティ)といいます。大手携帯会社から格安SIMへ乗り換える際には、このMNPという手続きを行うことが必須です。

しかし、格安SIMは基本的にインターネットで契約をします。大手携帯会社のようにショップや代理店などの窓口を設けていない事業者がほとんどのため、今まで店員が代理登録していた作業をすべて自分で行わなければなりません。

ここでは、格安SIM事業者mineo(マイネオ)を例として、実際の契約の手順を説明していきます。手順や流れは事業者により異なる部分もありますが、覚えるべき要素は同じです。

これを読めば、契約内容を決めるときに「何を言ってるのかさっぱり分からない…」という状態を抜け出し、自分の意志でしっかりと契約を行えるようになります。家族やショップ店員に任せっぱなしの契約は、これで終わりにしましょう。

MNP予約番号を取得する

他社へ乗り換えるには、MNP予約番号という番号が必要になります。MNPの予約番号は各携帯会社のインフォメーションセンターへ電話をすることで、オペレーターから取得することができます。以下に問い合わせ先をまとめた画像がありますので、手順にしたがって電話をかけてください。

ドコモ利用中【ドコモの携帯から】151

【一般電話から】0120-800-000
自動音声後、4→2→電話番号入力→暗証番号入力
au利用中【auの携帯から】0077-75470
自動音声後、1→1→暗証番号入力
【一般電話から】0077-75470
自動音声後、1→1→電話番号入力→暗証番号入力
ソフトバンク利用中【ソフトバンクの携帯から】*5533
自動音声後、1→#→4→暗証番号入力
【一般電話から】0800-100-5533
自動音声後、1→#→電話番号入力→暗証番号入力→4

※4桁の暗証番号を間違えても、何回か入力すればオペレーターに繋がります

注意すべき点として、「オペレーターによる引き止め」があります。引き止めとは、他社へ乗り換えようとしているあなたに対して、乗り換えを踏みとどまってもらうよう説得する行為です。

オペレーターによっては、かなり執拗な引き止めにあってしまいます。そのため、予約番号を取るだけで20分以上時間がかかることも少なくありません。場合によっては、この引き止めによって乗り換えを諦めてしまう人さえいます。

オペレーターが主によく使うトーク内容としては、以下のようなものになります。

  • 手数料の負担やポイントの失効などの「不安を煽る」
  • ポイントやキャンペーンの紹介による「お得感の演出」
  • 自社への引き留めが難しいと判断したときの最終手段「関連会社への誘導」

切り返しが思いつかなければ、「電波が入らないから」が万能な答えです。ただ、格安SIM事業者は大手携帯会社の電波を借りて運営しているため、このトークを使うときに同じ会社の電波を使っている事業者へ乗り換える場合、オペレーターにそのことを言ってはいけません。

例えば、格安SIM事業者「OCNモバイルONE」はdocomo回線を利用している会社です。つまり、docomoの電波を利用しています。それなのに、docomo契約者がOCNモバイルONEへ乗り換える理由に「電波が入らないから」は通用しないのです。

docomoの人であれば、auやsoftbankに変えると言っておきましょう。予約番号さえ取得すれば、そのあと、どこの会社に乗り換えようがあなたの自由です。正直に話して、墓穴を掘らないように気をつけてください。

また、MNP予約番号には15日間の有効期限があります。15日を過ぎても、また電話で取り直せば問題ないです。しかし、この予約番号の有効期限には注意すべき点があります。重要なことなので、もう少し詳しく説明します。

MNPの切り替えのタイミングを理解する

mineo(マイネオ)では、MNPの切り替えを自分の任意のタイミングで行うことができます。いわゆる「後からMNP」と呼ばれる登録方法です。手順でいえば、以下の順番の3番目に該当します。

  1. インターネットで格安SIMを申し込む
  2. 格安SIMが郵送で届く
  3. MNPの切り替えをネット上で行う
  4. 格安SIMをスマホに挿して使う

この手順のおかげで、SIMが届くまでは今までの携帯会社のSIMを使い続けることができます。そのため、スマホが利用できない期間を発生させずに済みます。

ただ、SIMが郵送で送られる前に、先ほどのMNP予約番号の有効期限が過ぎてしまうと、格安SIM事業者側がMNPの切り替えを自動的にしてしまいます。そのため、新しいSIMが届くよりもまえに今のスマホが使えなくなってしまうのです。

mineo(マイネオ)では、格安SIMの発送に早くても3〜4日かかります。例えば、MNP予約番号の有効期限1日前に申し込みをすると、翌日には今の携帯が利用できなくなってしまいます。

したがって、スマホの利用できない期間を発生させたくないのであれば、予約番号の有効期限ギリギリのタイミングに申し込むのはやめて、余裕を持って登録を行ってください。

また、mineo(マイネオ)ではMNPの切り替えを自分で行ったときが切り替えのタイミングになります。MNPの申し込みをしたときが切り替えのタイミングではありません。申し込みを行い、SIMが届いてからMNPの切り替えをネット上にて行うことで、初めて切り替えが完了します。

ここで注意すべき点として、解約更新月のタイミングがあります。

解約更新月とは、大手携帯会社から乗り換えるときに発生する解約手数料がかからない二ヶ月間のタイミングのことをいいます。

せっかく解約料金のかからない更新月に格安SIMへ変えようと思っていたとしても、この切り替えのタイミングを見誤ると解約料金が発生してしまう可能性があります。

例えば、以下のような申し込みを検討していた人がいたとします。

解約更新月は4月1日からの二ヶ月間。

4月に入ったらすぐに格安SIMを使いたいため、事前に新しいSIMを手元に置いておくことにした。

そこで、3月16日にMNP予約番号の発行を行い、SIMの申し込みも同日に行った。

3〜4日後に郵送でSIMカードが届いた。

しかし、解約料金を払いたくなかったため、3月いっぱいはMNPの切り替えを行わなかった。

そのため現在は、いままでの携帯会社のSIMをそのまま利用中。

4月1日になり更新月を迎えたら、すぐにネット上でMNPの切り替えを行おうと考えている。

MNP予約番号の有効期限は予約番号を取得してから15日間のため、3月16日に予約番号を取得すると3月31日で有効期限が切れてしまいます。

上記の例の場合、まだMNPの切り替えを完了していないため、格安SIMの申し込み期間内に有効期限が切れることになります。申し込み期間内に予約番号の有効期限が切れてしまうと、事業者側がMNPの切り替えを自動的に行ってしまいます

上記の例では、MNP予約番号の有効期限である3月31日にMNPの切り替えがされてしまうため、更新月を迎える前にMNPの登録が完了してしまいます。つまり、この人は解約料金の支払いが発生します。

解約料金のかからない更新月のタイミングに合わせて乗り換えを検討している場合、更新月の期間中にMNPの切り替えまでを完了させる必要があります。

そして、MNPと切り替えとは、申し込みをしたタイミングではなく、申し込みをしたあとの切り替えの手続きにより完了するということを覚えておきましょう。

以上のように、予約番号の有効期限には注意すべき点があります。これらのことを念頭において、登録を進めてください。

対応機種を動作確認一覧表で確認する

今まで使っていたスマホをそのまま格安スマホとして利用する場合、そのスマホが移転先の携帯事業者で使えるのかどうかを調べる必要があります。格安SIM事業者のホームページをみれば、各機種の動作確認一覧表が記載されています。

今回は富士通のarrows Fit F01H(以下、F01Hと呼称)という機種で申し込みを行います。

機種名・メーカー・発売日などを入力し、検索をします。すると、下にF01HのSIMサイズ・データ通信(ネット利用)・音声通話(電話機能)などが利用可能かどうかが分かる一覧表が表示されます。

F01Hをmineo(マイネオ)で使うにあたって、各項目はすべて○となっているため、完全に保証はされていないが、とりあえずネットや電話は使える機種であることが分かります。

このように、まずは格安スマホとして使おうと考えているスマホが、格安SIM事業者側で使えるかどうかを調べてから手続きを開始してください。

申し込み手続きを開始する

mineo(マイネオ)の場合、トップページの右上に赤い申し込みボタンがあります。このボタンを押して先に進んでください。

申し込みボタンを押すと、新規顧客なのか既存顧客なのかを聞かれます。ここでは新規に申し込みをする方向で話をすすめます。

格安SIM事業者側は顧客に契約をしてもらいたいため、契約申し込みへの誘導はほぼ例外なくトップページで行っています。

格安SIMは、ほとんどインターネットで申し込みの手続きを行っています。まずは、トップページを見て申し込みの項目がないかを確認してください。

「通常申し込み」か「パッケージ申し込み」の選択

続いて、通常の申し込みか、パッケージによる申し込みかを決めます。

パッケージとは、家電量販店やネットショッピングなどで購入することができるもので、これがあれば事務手数料3000円(税抜)を免除することができます。つまり、最初にかかる初期費用の負担を軽減することができます。

Amazonの「mineoエントリーパッケージ」購入画面

例えば、500円のパッケージを購入すれば、事務手数料との差額が「3000-500=2500」で2500円になります。そのため、2500円分だけ初期費用を安く済ませることができます。

購入した後は、パッケージに記載された数字をインターネットの登録ページに入力し、次へ進みます。ここの手続きは、「通常のお申し込み」ボタンを押すか、「エントリーコードでお申し込み」を押して番号入力をするかの違いとなります。

入力が済んだら、次の項目に進みます。

サービス内容の選択

この項目では、自分がどういう契約内容でスマホを利用したいのかを決めていきます。

プランを選ぶ

ここでいう「プランを選ぶ」とは、docomoの電波を利用するのか、auの電波を利用するのかを選ぶ、という意味となります。

docomoの電波を利用する場合は、docomoの頭文字を取ったDプランを選びます。auの電波を利用する場合は、auの頭文字を取ったAプランを選びます。

今回、契約に使うF01Hはdocomoスマホのため、Dプランを選択します。auの携帯であればAプラン、どちらでも利用できるSIMフリースマホであれば両方選択できます。

この項目は格安SIM事業者によっては無い場合もあります。むしろ、ほとんどがdocomoの電波を専門的に取り扱っている事業者になります。そのため、docomoのスマホであれば、ほとんどの格安SIM事業者で格安スマホとして利用することができます。

逆に、docomoの回線しか取り扱いのない会社でauやsoftbankのスマホを使うのであれば、SIMロックと呼ばれる規制を解除して、スマホをどの会社のSIMでも使えるようにしておかなければなりません。

このように、今のスマホをそのまま流用する場合、契約先事業者の取り扱う電波が、自分のスマホで受信できる電波かどうかを確認しなければなりません。

今回のmineo(マイネオ)のように、docomoとauの回線を両方使える事業者もあります。その場合は、Dプラン・Aプランといったプラン選択により、利用する回線を決定することになります。

どちらが良いかというのは一概には言えません。電波の入りやすさは場所により異なります。また、時間帯による通信速度への影響も利用環境によってさまざまです。

使ってみなければ分からないため、まずは自分の持っているスマホで利用可能な電波に合わせてプランを選ぶと良いでしょう。

タイプを選ぶ

「タイプを選ぶ」とは、「ネットのみの契約(シングルタイプ)」か「電話機能+ネットの契約(デュアルタイプ)」のどちらかを選択するということです。

MNPは電話番号を引き継いで他社から乗り換える契約のため、必然的に電話機能がつきます。そのため、ここはデュアルタイプを選択しましょう。

ちなみに店頭でSIMパッケージを購入する場合、シングルタイプを選ぶか、デュアルタイプを選ぶかで、購入すべきパッケージの種類が変わります。

デュアルタイプを選ぶのであれば、「音声」や「音声通話」などと書かれたパッケージを選びましょう。シングルタイプを選ぶのであれば、「データ」や「SMS」などと書かれたパッケージを選ぶ必要があります。

違うタイプのパッケージを購入しても利用できないため、パッケージで申し込みをするのであれば、必ず購入前に確認してください。

コース(データ容量)を選ぶ

月々の料金に直結する項目がここになります。

データ容量とは、一ヶ月間使えるインターネットの利用量のことを指します。データ容量はGB(ギガバイト)と呼ばれる単位で表記されており、この数値が大きいほどインターネットがたくさん使えるということになります。

1GBがどれぐらいのインターネット使用量に該当するかというと、auの公式サイトには以下のように書いてあります。

  • ニュースサイトの閲覧 約6600回
  • LINEの通話時間 約40時間
  • LINEのTV通話 約3時間
  • ネット動画の閲覧(中画質) 約4時間

つまり、インターネットで調べ物をする程度の使い方であれば、そこまで気にせず使っても問題ありません。しかし、動画などの映像系サービスは非常に利用量がかかるということになります。

どんなサイトを見るのか・どれぐらいの画質で見るのか・どういう環境で使うのかによって多少のズレはあるため、あくまで目安として見てください。

また、家にWiFiというネット環境があれば、その電波を利用することでインターネットを無制限に使うことができます。しかし、携それ以外で利用するときは、動画の見過ぎに注意しましょう。

以上を踏まえた上で、自分が最適だと思うコースを選んでください。

通話サービスを選ぶ

インターネットの次は、電話の内容を決めます。通話サービスは各社によってサービス内容が異なります。よくある内容としては、「1回の通話○○分無料」や「一ヶ月合計で○○分まで無料」などです。

そのため、通話を重視している人はこの通話サービスを基準に会社選びをすることもあります。インターネットに次いで重要視される項目です。

mineo(マイネオ)の場合、5種類のコースがあります。以下にそれぞれの内容を記載します。

  • 「mineoでんわ10分かけ放題」一回の通話10分無料(回数制限なし)
  • 「mineoでんわ」mineo専用アプリで通話をすれば10円/30秒の通話料で通話可能
  • 「通話定額30」一ヶ月合計で30分まで無料
  • 「通話定額60」一ヶ月合計で60分まで無料
  • 「申し込まない」電話するたびに20円/30秒の通話料がかかる

短い電話を何回もかける場合、一回の通話が10分以内で抑えられれば何回かけても通話料が無料になる「mineo電話10分かけ放題」を選びましょう。

逆に、ほとんど電話をしない人で、たまに長電話が月に1〜2度程度ある場合、月合計で30分もしくは60分無料になる「通話定額30/60」がオススメです。

「mineoでんわ」は専用アプリを介して電話をすることで、通常の通話料金の半額で通話ができるというものです。

App storeの購入画面

このアプリをスマホに入れます。電話をする時はいつもこのアプリから行うため、多少面倒くさいかもしれません。しかし、通話料金がかさむ人は、これを使えば通話料金20円/30秒(税抜)が10円/30秒(税抜)になるため、通常の半額の金額で通話ができます。

そのため、長電話や短い電話、あるいは全然電話をかけない月もあったりなど、電話の使い方にムラがある人は、このアプリからの通話を試してみると良いでしょう。

通話はまったくしないという人は、一番下の「申し込まない」を選択しましょう。この場合、通話をするたびに20円/30秒の通話料金がかさんでいきます。例えば、10分も通話すれば400円かかることになります。そのため、めったに通話しない人だけ「申し込まない」を選択してください。

購入方法の選択

サービスを決めたあとは、購入の方法を決めます。具体的には、「SIMだけの購入」か「SIMとスマホをセットで購入」するのかを選びます。

SIMだけの購入の場合は、SIMカードを差し込むためのスマホを自分で用意しなければなりません。そのため、前述した対応機種を調べたりなどの手順を踏む必要があります。

しかし、スマホをこのタイミングで同時に購入するのであれば、対応機種かどうかを気にする必要はありません。なぜなら、格安SIM事業者側が用意しているスマホはすでに互換性の確認が済んでいる機種だからです。

「格安スマホとして利用できるスマホを持っていない」、あるいは「持っているスマホが対応機種かどうか不安」という人はスマホの同時購入を選びましょう。

mineo(マイネオ)では、「端末とSIMカードを購入する」と「SIMカードのみを購入する」という選択肢が用意されています。今回は、F01Hを格安スマホとして利用したいため、SIMカードのみの購入を選択します。

ちなみに「端末とSIMカードを購入する」を選ぶと、次の項目でどの機種を買うのかを選択するページに移ります。

提供されているスマホの詳しい機能などを知りたい場合は、画面上部に「mineo端末紹介」というボタンがあるので、そこから機種の詳細を確認するようにしてください。

Dプラン(docomo回線)、もしくはAプラン(au回線)でのみ利用できる機種もあるため、選択したプランに対応していないスマホや、販売が終了してしまったスマホなどはグレーで表示され、選択不可能になっています。

選択可能なスマホの中から欲しい機種を選ぶと、色を選ぶ選択肢が追加されるため、好みの色を選択しましょう。

重要事項の同意にチェックをつけると、本体料金の支払いを「一括払い」にするか「分割払い」にするかを聞かれます。

料金は選択項目の中に一緒に記載されています。一括払いにした場合は、翌月の引き落としで一括清算されます。分割の場合は2年分割のため、24回に分けて引き落とされます。

ちなみに、格安SIM事業者によってはスマホのセット販売をしていないところもあります。スマホも一緒に購入したい場合は、スマホセット販売を提供している事業者を選ぶ必要があるため、注意が必要です。

SIMカードの種類

SIMカードの種類とは、SIMカードのサイズを選択するということになります。SIMカードには、「nano」「micro」「通常」の3つのサイズがあります。格安スマホとして利用しようとしている機種がどのサイズに該当するかによって、選択すべきサイズが変わります。

いま使っているスマホをそのまま利用する場合は、最初に説明した動作確認一覧表にSIMのサイズが記載されています。

ここを見て判断しましょう。もし、格安SIM事業者のホームページに記載がなければ、「○○(機種名) SIM サイズ」などで検索をすればインターネットでも調べることができます。

スマホとセットで契約をする場合は、事業者側で対応するSIMのサイズをすでに把握しているため、選択項目がそもそも出てきません。

スマホセット購入を選んだ時点でSIMサイズの項目は自動的に飛ばされるため、そのまま先へ進みましょう。

他社からの乗り換えか、新規契約か

今回は、大手携帯会社から格安SIMへ乗り換えをする内容のため、ここでは「現在ご利用中の携帯番号を引き継ぐ(MNPを申し込み)」を選択します。

MNPを選択したあとは、先述した「MNP予約番号」と、「現在利用している電話番号」、そして予約番号を取得するときに伝えられる「予約番号の有効期限」を入力するページが出てきます。

予約番号の有効期限がわからない場合は、予約番号を取得したときに送られてくるショートメールに記載されています。もし、メールが届いていなければ、MNP予約番号の問い合わせ先にもう一度電話をかけると、音声案内で予約番号の有効期限を教えてくれます。

これらをすべて入力して、次へ進んでください。

オプションを付けるかどうか

オプションの申し込みとは、「必須ではないが、あると便利なサービス」の付与をするかどうかというものです。主に重要視されるオプションとしては、「スマホの補償」や「ウィルス防止サービス」などになります。

この項目も、格安SIM事業者によってサービス内容はさまざまです。mineo(マイネオ)では、オプション選択項目の「?マーク」を押すと、そのオプションのサービス内容を確認できるようになっているため、気になるものがあれば押して確認してみましょう。

必須サービスというわけではないので、必要なければ何も選択せずに先へ進みましょう。

契約者情報の登録

格安SIMへの乗り換えは、れっきとした携帯の契約です。そのため、大手携帯会社と同じく、契約者の個人情報を事業者側に提出しなければなりません。これから、必須となる個人情報を伝えていきます。

個人情報の入力

まずは、契約者自身の情報です。必要な情報は「自分の名前」「生年月日」「住所」「連絡先電話番号(契約する電話番号以外)」「連絡先メールアドレス(本登録で使うため)」になります。

特に、連絡先メールアドレスはこのあと説明する本登録の際に利用するため、必ず利用可能なアドレスを入力してください。

さらにmineo(マイネオ)では、IDとパスワードを入力してmineo専用のアカウントを作る必要があります。これにより、購入後もmineo(マイネオ)からさまざまなアフターサービスを受けることができます。売って終わりではないため、親切な配慮であるといえます。

続いて、スマホを利用する人物が、契約者と同一人物であるかを聞かれます。契約者本人がスマホを使うのであれば、「ご契約者さま本人」を選択してください。

逆に、契約者ではない人が利用者となる場合、例えば、契約者の子供が利用者になる場合などは「ご契約者さま以外」を選択する必要があります。そして、利用者の個人情報を入力します。必要になる情報は、「契約者との続柄」「利用者の名前」「性別」「生年月日」「職業」です。

続いてメール配信設定を決めます。これはmineo(マイネオ)からお得な情報をメールで定期的に送るかどうかを決めるものです。

欲しい情報があれば、該当項目にチェックを入れて先に進んでください。特に必要なければ、チェックを付けずに次へ進みます。すべて付けない場合は、一番下に「すべてのチェックを外す」というボタンがあります。これを押すと楽です。

支払い先の登録

次は毎月の引き落とし先を設定します。ここでは、クレジットカードの情報を入力します。

必要な情報は、「クレジットカード会社」「クレジットカード番号」「クレジットカード名義」「セキュリティコード」の4つです。これらの情報はすべてクレジットカードのカード自体に全て記載されています

そのため、登録時は手元にクレジットカードを置いて、カードを見ながら一字一句間違えないように入力をしていきましょう。

クレジットカード会社はVISAやJCBなど、所有しているクレジットカードの管轄会社を選びます。クレジットカード番号は、カードの表面に記載された16桁の番号です。4桁ずつ入力するフォームがあるため、入力していきます。

クレジットカード名義はカードの契約者本人の名前です。登録はローマ字になっているため、「名前→苗字」の順番で入力します。例えば、田中太郎という名前であれば、TAROU TANAKAというように入力してください。

最後にセキュリティコードですが、これはカードの裏面に記載された3桁の番号です。カード裏面には、表面のクレジットカード番号の下4桁が記載されており、そのすぐ右側にセキュリティコードが記載されています。

ちなみにmineo(マイネオ)では支払い先をクレジットカードのほかに、月次決済の可能なデビットカードで設定できます。ただ、ほとんどの事業者はクレジットカードしか受け付けをしていません。

これは、事業者側が「クレジットカードの審査に通る支払い能力のある人」と契約をしたいと考えているからです。大手携帯会社ほど大きな規模ではないため、踏み倒される危険性を極力排除したいからといえます。

銀行口座やゆうちょなどの振込に対応している事業者もありますが、4〜5社程度でかなり少ないです。今後、徐々に増えていくと思われますが、クレジットカードの支払いであればポイントなどの特典も付くため、極力、クレジットカードで申し込みをしてください。

以上の情報を入力したら、次に進みます。

本人確認書類のアップロード

支払い先を設定したら、次に本人確認書類を事業者に送ります。

携帯電話やタブレットなどで登録を行う場合は、そのまま運転免許証やパスポートなどの本人確認書類をカメラで撮影して、「アップロード」というボタンを押してください。

フォトライブラリやアルバムという項目を選択し、さきほど撮影した本人確認書類の写真を選んで添付しましょう。「アップロード」ボタンは複数ありますが、これは本人確認書類の裏面や、補助書類などが必要な場合の複数添付用になります。

どのように撮影すべきかは事業者のホームページに書かれています。mineo(マイネオ)ではアップロードのボタンに行き着くまでの間に、すべて画像付きで説明をしています。これを見ながら、不備のないように写真を撮影してアップロードしてください。

パソコンで登録を行う場合も、「アップロード」をクリックしてパソコン内の画像を選択するため、やり方は同じです。

ただ、パソコンにはカメラ機能がついていないため、デジタルカメラやスマホで撮った写真などをパソコンに移したり、スキャナで読み取ったりして、パソコン内に本人確認書類の画像を保存する必要があります。

アップロードが完了したら、いよいよ最後の項目です。

本登録完了からSIMが届くまで

サービス内容の決定・契約者情報の提出まで終わったら、契約内容の最終確認を行います。手続きを完了したあと、仮申し込みから本登録へ移る作業が必要になります。

また、mineo(マイネオ)の場合は、SIMが届いたあとに「MNPの切り替え」を行わなければなりません。順を追って説明していきます。

提供条件の同意と契約内容の最終確認

提供条件とサービス約款という項目では、格安SIM事業者が提示する条件に合意をすること、及び先ほどまで入力したサービス内容や個人情報に入力ミスがないかを確認します。その上で、本当に契約をするかどうかの最終確認を行います

ここの「同意する」にチェックを入れて、「お申込みを確定」というボタンを押せば、手続きは完了です。

それぞれの項目を押すと、契約にあたっての注意事項がびっしりと書いてあります。これらすべてに同意しなければ登録できませんが、長すぎるため最初から最後まできっちり読んでいる人は正直あまりいません。

しかし、事業者と顧客の間で何かトラブルがあったときは、この提供条件を前提に話を進められます。そのため、熟読はしなくても良いですが、軽く流し読みするぐらいはしておきましょう。

気になる部分があれば、このタイミングで事業者に問い合わせをしておくことで余計なトラブルを生まずに済みます。

仮申し込み〜本登録まで

手続きを終えると、「仮申し込み」という状態になります。この段階では、まだ受け付けは完全に終わってはいません。

個人情報の入力時に設定した、「連絡先メールアドレス」宛にmineo(マイネオ)からメールが送られてきます。

このメール内にある「お申し込み完了手続き用URL」を押し、誘導されたサイトで上の画像にある受付番号を入力します。下のような画面が表示されれば、登録完了です。

この手続きを挟むことで、本人が手続きしているという証明となり、完全にサービスの申し込みを完了させることができます。

審査からSIM発送まで

登録完了後に、もう一度メールが送られてきます。このメールは、審査から発送までの進捗状況が確認できるサイトへ誘導する内容となっています。

先ほどの受付番号を入力すれば、「審査待ち→審査中→審査完了→出荷準備中→出荷済み」という順番で変化する進捗状況を確認することができます。

だいたい3日〜1週間ほどSIMが届くまでに期間があるため、それまで待ちましょう。SIMが届いたら、中身を確認します。中身は、「SIMカード」「ご利用ガイド」「契約内容通知書」「提供条件についての書類」「チラシ」の5つです。

電話番号などの登録情報に間違いがなければ、次にMNPの切り替え手続きを行います。

MNPの切り替え手続きを行う

mineo(マイネオ)では、MNPの切り替えを自分のタイミングで行うことができます。届いたSIMをそのままスマホに挿しても反応してくれません。そのため、mineo(マイネオ)のマイページにてMNPの切り替えを行う必要があります。

ただ、実際のところMNPの切り替えのタイミングを任意で行えない事業者も数多く存在します。そういった事業者は申し込みの段階でMNPへの切り替えが完了しますので、この作業は不要となります。

mineo(マイネオ)では、以下のような手順でMNPの切り替え手続きを行います。mineo(マイネオ)で申し込みをしている人は参考にしてください。

  1. 「マイページ」へアクセス
  2. eoIDとパスワードを入力し、「ログイン」を押す
  3. 「MNP転入切替/回線切替手続き」を押す
  4. 届いたSIMカード裏面に記載された製造番号の下4桁を入力し、「回線切替」を押す

このあと、確認メールが届いてから30分程度で切り替えが完了します。スマホにSIMを挿して、「111」に電話をかけてテストコールの音声が聞こえれば切り替えは無事終了です。

スマホのAPN設定を行う

格安スマホとしてインターネットを利用するためには、事前にスマホでやっておくことがひとつだけあります。それは、格安SIM事業者の電波をスマホで使うために必要な「APN設定」という作業になります。

APN設定とは、スマホなどでインターネットを使うために、アクセスポイントネーム(APN)という携帯会社の情報をスマホへ登録することで、その携帯会社の電波をスマホへ受信させて使うことができる設定です。

APN設定時に必要な要素は、以下の項目になります。

  • 事業者のアクセスポイント名(mineoの場合は「mineo-d.jp」)
  • 事業者のユーザー名(mineoの場合は「mineo@k-opti.com」)
  • 事業者のAPNパスワード(mineoの場合は「mineo」)
  • 認証タイプの設定(mineoの場合は「CHAP」を選択)

事業者により、入力内容は変わります。また、スマホによって登録方法も変わります。

mineo(マイネオ)では、動作確認一覧表の「ネットワーク設定方法」を押すと、登録方法が記載されたページにアクセスできるようになっています。

各事業者のホームページ内で、このように解説されていることが多いです。「○○(機種名) △△(事業者名) APN設定」と検索しても出てきますが、上記のように、格安SIM事業者のホームページにAPNの登録方法が記載されていれば、そちらを閲覧した方が早いでしょう。

実際に契約したSIMを、APN設定を行ったF01Hに挿入すると、問題なくインターネットに接続することが確認できました。

これで、格安SIMへMNPを行うにあたっての流れは以上となります。

まとめ

格安SIMへ乗り換えるまでの手続きは以下のような流れになります。

  1. MNP予約番号を取得する
  2. MNP切り替えのタイミングを理解する
  3. 事業者が用意する動作確認一覧表を確認する(スマホをそのまま使う場合)
  4. 事業者のホームページから申し込み手続きを開始する
  5. サービス内容を決める
  6. 契約者情報を登録する
  7. 契約情報の確認と、本登録手続きを行う
  8. スマホのAPN設定を行う

格安SIM事業者によって、手順内容に違いはあります。しかし、おさえておくべきポイントは一緒です。考え方を理解しておけば、別の事業者の登録をするときも判断に困らなくなります。

この記事に書いてあることをすべて乗り越えれば、毎月の料金の削減にともない劇的な余剰資金を生み出すことができるようになります。

ここで伝えたことをすべて理解し、ぜひとも悔いの残らない契約をしてください。


大手携帯会社では、ショップ店員に不要なオプションを付けられたり、複雑な条件で分かりにくかったり、なかなか理想的な契約を行うことができません。

一方で格安SIMであれば、Webから申し込むことで月1,500~2,000円などの通信料となります。また、プラン内容も、すべて自分の思い通りに決めることができるため、不要なオプションで金額が高騰することはありません。

ただ、格安SIMによって、以下のような違いがあります。

  • 通信速度の速さ
  • 特典やキャンペーンの充実度
  • アフターフォロー
  • ショップの有無
  • カード払い以外の支払いが可能か
  • 単独契約向けか複数契約(家族)向けか

これらを理解したうえで格安SIMを選ぶようにしましょう。以下のページで格安SIMの特徴を解説しているため、それぞれの事業者の違いを学ぶことで、格安SIMを選ぶときの失敗を防ぐことができます。