格安SIMを検討していると、必ず候補として上がる会社に「mineo(マイネオ)」があります。なぜなら、mineoは様々な方面から、顧客満足度No.1の賞をいくつも受賞している会社だからです。

ただ、名前は知っていても、どのようなプランや容量があるのかなど、中身のサービスについては分からない人が多いです。

そこで、今回はmineoのプランの内容や価格について詳しく解説していきます。この記事を読めば、mineoを検討するにあたって、どのようなプランを選べばいいのかを知ることができます。

私は家電量販店で携帯の販売員をしています。様々な格安SIMを利用している私が、mineoのプランの良し悪しについて伝えます。

デュアルタイプとシングルタイプとは

まずは、プランの説明をする前に、デュアルタイプとシングルタイプの違いについて説明する必要があります。

mineoのプラン一覧を見てみると、デュアルタイプとシングルタイプという名前が出てきます。これはどういう意味なのでしょうか。

  • デュアルタイプ…「電話」+「インターネット」の契約
  • シングルタイプ…「インターネット」のみの契約

上記のように、デュアルタイプは、電話やインターネットのすべての機能が利用できるプランです。ほとんどのユーザーは電話を利用するため、デュアルタイプを選びます

一方、シングルタイプはインターネットしか利用できないタイプです。通話はできないため、2台持ちをしたり、タブレットを契約したりするときに利用されるタイプです。

ドコモ・au・ソフトバンクなどの大手携帯会社からmineoへの乗り換えを検討しているのであれば、電話番号を引き継ぐためにデュアルタイプを選ぶことになります。

まずは、上記の2タイプの違いを認識しましょう。

キャリアの電波を決めるプランは3種類

続いて、mineoにはドコモ・au・ソフトバンクの電波を利用するそれぞれのプランが用意されています。それが以下のプランになります。

  • Aプラン…auの電波を利用するプラン
  • Dプラン…ドコモの電波を利用するプラン
  • Sプラン…ソフトバンクの電波を利用するプラン

各プランは、月額の料金が異なります。以下に、月額料金を記載していきますので、どの程度の金額になるのかを把握しておきましょう(表内はすべて税抜です)。

Aプラン(auプラン)

基本データ容量デュアルタイプシングルプラン
0.5GB1310円700円
3GB1510円900円
6GB2190円1580円
10GB3130円2520円
20GB4590円3980円
30GB6510円5900円

・SMS機能(ショート・メッセージ・サービス)の料金

AプランのSMS機能(ショート・メッセージ・サービス)は無料です。

Dプラン(ドコモプラン)

基本データ容量デュアルタイプシングルプラン(+SMS)
0.5GB1400円700円(820円)
3GB1600円900円(1020円)
6GB2280円1580円(1700円)
10GB3220円2520円(2640円)
20GB4680円3980円(4100円)
30GB6600円5900円(6020円)

・SMS機能(ショート・メッセージ・サービス)の料金

Dプランでは、Aプランで無料だったSMS機能が+120円/月(税抜)かかっています。そのため、デュアルタイプの月額料金は、Aプランよりもすべて120円ずつ上がっています

一方、シングルタイプの場合、SMS機能を付けるかどうかを自分で選べます。そのため、シングルタイプでSMSを使いたい場合は、上記の月額料金に+120円/月(税抜)を追加する必要があります。

Sプラン(ソフトバンクプラン)

基本データ容量デュアルタイプシングルプラン(+SMS)
0.5GB1750円790円(970円)
3GB1950円990円(1170円)
6GB2630円1670円(1850円)
10GB3570円2610円(2790円)
20GB5030円4070円(4250円)
30GB6950円5990円(6170円)

・SMS機能(ショート・メッセージ・サービス)の料金

Sプランは、すべてにおいて金額が高くなっています。デュアルタイプは440円、シングルタイプは90円上昇しています。

さらに、シングルタイプにSMS機能を付帯する場合、+180円/月(税抜)を支払う必要があります。そのため、特別な理由がなければ、Sプランはやめておいた方がいいです。

プランの選び方の基準とは

基本的には、Aプランが負担としてはもっとも安いため、Aプランがオススメです。ただ、利用する機種によってはDプランも視野に入れる必要があります

なぜなら、DプランとAプランで、対応機種が異なるからです。

mineoで端末をセット購入する場合、DプランとAプランのどちらに機種が対応しているかは、mineoの公式サイトを確認すれば書いてあります。

また、もともと持っているスマホをmineoで使う場合も同じです。スマホにはSIMロックと呼ばれる他社のSIMカードが利用できない規制がかかっています。

そのため、SIMロックを解除した「SIMフリー」の状態にしなければなりません。

しかし、SIMロックが解除できない端末もあります。そのため、もしSIMロックがかかったままの機種を使わざるを得ない場合、「スマホを購入したキャリアと同じプラン」を選ばなければ使うことができません。

例えば、ドコモで発売されたスマホを、SIMロック付きのままmineoで利用するためには、ドコモの電波を受信できる「Dプラン」を選ぶ必要があります。

このように、選ぶ機種によってプランを変更しなければならない場合があります。そのため、あらかじめ機種を何にするかは決めておくといいです。

プラン以上のパケットが利用できる

mineoでは、上記のプラン以上の基本データ容量(パケット)が利用できます。なぜなら、パケットの補填サービスが充実しているからです。

具体的には、以下の3つのパケットサービスがあります。

  • フリータンク…ユーザーが共有できるパケットの貯蔵庫
  • パケットシェア…シェアメンバー同士で翌月繰越のパケットを分け合える
  • パケットギフト…他人にパケットをあげたり貰ったりできる

それでは、順を追って説明していきます。

フリータンク

フリータンクとは、ユーザー同士でパケットを共有できる貯蔵庫のようなものです。

▼フリータンクを利用する手順

mineoのアプリを開く→フリータンクに入れる
任意のパケット数を入力→タンクに入れる

使い切れないパケットを月末近くでフリータンクに入れておけば、フリータンクにユーザー同士で利用できるパケットがどんどん蓄積されていきます。

もちろん自分の使う分のパケットを引き出すことも可能です。ただし、引き出すときにはルールがあるため、以下の制限を認識しておく必要があります。

公式サイトより引用

フリータンクからパケットを引き出せる期間が月末付近であったり、使用回数や引き出しできるパケットの上限が設定されたりしているため、使うタイミングには十分注意してください。

ただ、フリータンクが有るのと無いのでは大きな違いです。場合によっては、加入プランをひとつ下げることができるかもしれません

例えば、あなたの毎月のパケット使用量が4GBのため、6GBまで使えるプランに加入していたとします(mineoは、3GBの次が6GBのプランのため)。

そこで、上記のフリータンクを使えば、一ヶ月間に1GB(1000MB)まで補填できるため、3GBのプランに下げたとしても速度制限がかかることはなくなります。

したがってmineoでは、フリータンクを利用したパケットの補充を1GB分だけ行うことができるということを覚えておきましょう。

パケットシェア

パケットシェアとは、翌月に繰り越された「余ったパケット分」を、パケットシェアメンバー(mineoユーザー同士で組めるグループ)の中で分け合うことができるサービスです。

繰り越しされるパケットは前月分までのため、前々月の余ったパケット分は消失してしまいます。

6月に入ると、4月の余ったパケットは無くなります。

また、パケットをシェアすると、他のユーザーに自分のパケット分をすべて使われてしまうのでは?という不安を感じるかもしれません。

ただ、あくまでシェアされるのは「前月余ったパケット」のみのため、当月分はちゃんと自分のためにだけ使うことができます。

1人が使いすぎても、グループ全体に速度制限がかかるわけではない

しかし、グループ内でシェアされたパケットは「早い者勝ち」となります。そのため、使いたいことがある場合は早めに使うか、あらかじめグループメンバーに共有しておくといいです。

パケットギフト

パケットギフトは、他のmineoユーザーにパケットを直接プレゼントできるサービスです。

▼パケットギフト(送る側)の手順

利用する際は、ギフトコードと呼ばれる英数字のコードを発行します。このコードを相手に読み込ませることで、指定した分のパケットを相手に渡すことができます。

もちろん、他ユーザーから貰うことも可能です。相手が発行したギフトコードを自分のmineoアプリで読み込ませるだけのため、非常に簡単です。

▼パケットギフト(もらう側)の手順

また、家族だけでなく、すべてのmineoユーザーが対象となるサービスです。そのため、マイネ王(ユーザー同士のコミュニティサイト)などで相談し、パケットを譲ってもらう人もいます。

このように、パケットギフトはお互いにパケットを譲り合えるギブアンドテイクのサービスとなっています

通話は10分以内の通話なら何回かけても良い

上記のすべてのプランにあてはまる内容ですが、mineoでは通話をすると、30秒あたり20円(税抜)の追加料金が発生します。

ただ、あることをするだけで、1回の通話が10分以内であれば、何回電話をしても通話料がかからない状態になります。

それは、「mineoでんわ10分かけ放題」という850円/月(税抜)のオプションに加入することです。

公式サイトより引用

上記のオプションに加入することで、10分以上の長電話さえしなければ、国内通話が何回でも無料になります。

ただ、「mineoでんわ」という専用のアプリから通話をする必要があります

もし、何度か短い電話をかける場合は、「mineoでんわ10分かけ放題」を検討してみてください。

たまに長電話をするかもしれない人でも大丈夫

一方、通話の頻度は多くないが、一回の通話が10分以上になる可能性があるときはどうすればいいでしょうか。

そのようなときでも、mineoには適切なオプションが存在します。それは、以下の2つのオプションになります(表内はすべて税抜です)。

公式サイトより引用
オプション名月額内容
通話定額30840円一か月間トータルで30分間まで通話無料
通話定額601680円一か月間トータルで60分間まで通話無料

上記のオプションは、一か月トータルで上限時間を守ればいいため、一度の通話が長い場合でも対処ができます。

ただし、トータルの通話使用量が指定の数値を上回ってしまうと、そこから先は30秒あたり20円の通話料がかかります。したがって、頻繁に長電話を繰り返す場合は、残念ながらmineoには向いていません

もし、あなたが長電話を想定しているのであれば、「ワイモバイル」か「OCNモバイルONE」あたりであれば、長電話に特化したサービスがあるため検討してみるといいでしょう。

通話の頻度が少ない場合は、上記のオプションで十分です。

まとめ

mineoはドコモ・au・ソフトバンクのすべての回線を利用することができます。

auの回線を利用するAプランがもっとも安く、回線も安定しているため、特に理由がなければAプランにしておくことをおすすめします。一方、ソフトバンクのSプランはプランやオプションの料金が高いため、あまりおすすめできません。

また、mineoはパケットギフトやフリータンクといったパケットをユーザー同士で譲り合う文化があります。そのため、うまく活用すれば、毎月の料金を安く見積もることも可能となります。

通話に関しては、「mineoでんわ10分かけ放題」「通話定額30/60」といった使用状況に合わせたオプションが用意されています。

長電話を頻繁にかけることはできませんが、今はLINEなどのIP電話が主流になりつつあるため、仕事などの致し方ない理由をのぞけば、IP電話で補ってしまうのもアリです。

mineoを検討するのであれば、最低でも以上の内容を踏まえたうえで行ってください。


大手携帯会社では、ショップ店員に不要なオプションを付けられたり、複雑な条件で分かりにくかったり、なかなか理想的な契約を行うことができません。

一方で格安SIMであれば、Webから申し込むことで月1,500~2,000円などの通信料となります。また、プラン内容も、すべて自分の思い通りに決めることができるため、不要なオプションで金額が高騰することはありません。

ただ、格安SIMによって、以下のような違いがあります。

  • 通信速度の速さ
  • 特典やキャンペーンの充実度
  • アフターフォロー
  • ショップの有無
  • カード払い以外の支払いが可能か
  • 単独契約向けか複数契約(家族)向けか

これらを理解したうえで格安SIMを選ぶようにしましょう。以下のページで格安SIMの特徴を解説しているため、それぞれの事業者の違いを学ぶことで、格安SIMを選ぶときの失敗を防ぐことができます。