格安SIMにも家族割があることを知っていますか?格安SIMのmineo(マイネオ)では、家族で契約するときに様々なキャンペーンが存在します。

ただ、実際にどのような内容かを理解している人は少ないです。興味はあるけど、どれぐらいお得になるのかよく分からず、ためらっているのではないでしょうか。

そこで、今回はmineoで家族まとめて契約すると、どのような内容になるのかを解説します。この記事を読めば、家族でmineoに変えるべきかどうかが分かります。

私は家電量販店で携帯の販売員をしています。日頃から、さまざまな家族の契約を受けている私が、あなたとあなたの家族に最適な契約を案内します。

家族割について

まず、mineo(マイネオ)に加入したときの特典を説明していきます。

複数回線割引と家族割引の違いとは

mineoには、「複数回線割引」と「家族割引」という2つのキャンペーンがあります。どちらも、「各回線を毎月50円安くする」という内容です。

▼複数回線割引

公式サイト

▼家族割引

条件や注意点も、以下のようにほぼ同じになります。

  • 割引回線は最大5回線まで
  • 申し込んだ翌月から適用される
  • 複数回線割引と家族割引は併用不可
  • 複数回線ではなくなると、自動的にキャンペーンが解除される

では、この2つの割引の違いは何でしょうか。

それは、「同じ名義で複数申し込む」か「家族名義でそれぞれ申し込む」かの違いだけです

複数回線割引家族割引
内容それぞれの回線に
毎月50円値引き
それぞれの回線に
毎月50円値引き
適用方法条件を満たせば自動適用ネットで申し込みが必要
適用時期条件を満たした翌月申し込みの翌月
ID同じ名義のeoIDで
申し込む
家族のeoIDで
それぞれ申し込む
回線数最大5回線まで最大5回線まで
併用併用不可併用不可
解除条件単独回線になったら解除主回線を解約すると解除

つまり、自分の名義で家族の分もまとめて契約するなら「複数回線割引」、家族の名義でそれぞれ契約するなら「家族割引」になるだけです。

4人家族なら200円引きになる

上記の割引を適用すると、例えば4人家族で申し込んだ場合、全体で200円の割引になります。各回線にそれぞれ50円の値引きが入るため、「回線数×50円引き」になるからです。

例えば、4人の家族がmineo(マイネオ)を契約すると、以下のようになります。

家族基本料金-割引月額料金
父(500MBプラン)1310-501260円
母(500MBプラン)1310-501260円
息子(6GBプラン)2190-502140円
娘(3GBプラン)1510-501460円

ただ、上記の内容をみると、「そんなに安くならないな…」と思うかもしれません。正直なところ、私もそう感じました。

ですが、そもそも格安SIMで家族向けの値引きキャンペーンをやっているのはmineo(マイネオ)ぐらいです。そのため、「あるだけマシ」と捉えた方がいいです。

家族でデータ容量をシェアできる

金額だけでなく、インターネットのデータ容量も、家族同士で工面することができます。その方法をこれから伝えます。

パケットシェア

パケットシェアとは、前月に余ったデータ容量を翌月に家族全員で利用することができるサービスです。

繰り越しができるのは「前月分まで」です。そのため、前々月のパケットが余っていたとしても消失してしまいます。

また、家族がシェアできるのは「繰り越されたパケット分のみ」のため、当月の自分の分のパケットを他の家族に使われてしまうことはありません。

ちなみに、シェアされたパケットの利用は早い者勝ちになります

例えば、上の画像で言えば、もしC君がシェアされた5GBのパケットを先にすべて使ってしまった場合、A君とB君は一度もシェアパケットを使うことができずに当月を乗り切らなければなりません。

そのため、家族内でトラブルにならないように、運用方法はあらかじめ決めておいてください。

パケットギフト

パケットギフトは、他のmineo利用者に余っているパケットを譲ったり、貰ったりできるサービスです。

▼パケットギフトを送る①

▼パケットギフトを送る②

上記の手順で、ギフトコードを発行したら、受け取る側のスマホで以下の操作を行います。

▼パケットギフトを受け取る①

▼パケットギフトを受け取る②

上記のやり方で、家族のパケットを直接ゆずり受けることができます。前述のパケットシェアと違い、「必要な分だけ」送ったり貰ったりできるのが大きなメリットです。

ちなみに、このパケットギフトは家族以外のmineoユーザーから受け取ることも可能です。そのため、パケットが足りないときは、マイネ王(コミュニティサイト)で譲ってくれる人を募ることもできます。

家族間通話は無料にならない

mineo(マイネオ)では、家族同士の通話は無料になりません。なぜなら、mineoには完全に通話を無料にする無制限のかけ放題プランがないからです

mineoで通話をする場合、以下のような通話の手段があります。

通常の電話30秒あたり20円の通話料
mineoでんわによる通話
(無料)
30秒あたり10円の通話料
mineoでんわ10分かけ放題
(月額850円)
一階の通話で10分以内であれば無料
それ以上の通話は10円/30秒かかる

ちなみに、上記の「mineoでんわ」とは、mineoが提供する通話アプリ(無料)です。

このアプリを経由して通話をすることで、通話料が半額になったり、10分間の通話を無料にするオプションを利用出来たりします。

ただ、mineoには上記の通話方法しか存在しません。したがって、大手キャリアのように24時間国内通話を無料にする「かけ放題」にすることはできません。

月額100円で「ララコール」を使う

どうしても、mineo(マイネオ)でかけ放題を実現したい場合、「ララコール」と呼ばれる通話アプリを利用する方法があります。

ララコールとは、mineoを運営している会社「OPTAGE」が提供している通話サービスです。ララコールを利用することにより、「完全な通話無料」を実現することができます

なぜなら、ララコール同士で通話をすると、通話が無料になるからです。

ララコールは、アプリ自体は無料でダウンロードできますが、利用するためにはインターネット上で申し込みをして、月額100円(税抜)を支払う必要があります。

ララコールの評判はまばらになっています。良い評判もあれば、悪い評判もあります。ただ、まばらな評判ほど信用できます

例えば、★5と★1が極端に多い場合は、さくらと低評判の2種類しかいません。しかし、上記のレビューは2〜5までの評価が分散されているため、信用していいレビューといえるでしょう。

契約は同じ名義でまとめた方がいい

家族で携帯を契約するときに、「名義を誰にすべきか」という問題があります。結論からいえば、名義は一人にまとめた方がいいです。

なぜなら、引き落とし先をひとつにまとめることができるからです

ひとつの回線を契約するには、契約者(名義人)と同じ名義のクレジットカードから引き落とさなければなりません。

家族で名義がバラバラの場合、ひとりひとりのクレジットカードが必要になります。そうなると、例えば子供の携帯を自分の名義で契約させる場合、子供のクレジットカードが無いと契約できません。

家族のひとりがクレジットカードを所有していれば審査なしでクレジットカードが持てる「家族カード」と呼ばれるものがあれば、上記の内容でも契約できます。ただ、非常に面倒くさいです。

したがって、同一名義で契約して、支払いをひとつのクレジットカードにまとめる方法が一番手っ取り早いです。

エントリーパッケージは家族の申し込み分必要

エントリーパッケージと呼ばれるものをご存知でしょうか。エントリーパッケージとは、Amazonや家電量販店などで購入できるコード番号が記載されたパッケージです。

このパッケージに記載されたコード番号(エントリーコード)を、契約時に入力することによって、契約事務手数料が免除されます。

契約する前にエントリーパッケージを購入しておけば、「契約事務手数料−パッケージ購入金額=差額」の差額分だけお得になります。

契約事務手数料は3000円のため、上の画像のパッケージを例とすれば、「3000-355=2645」で2645円も手数料が安くなります。

そのため、特別な理由がなければ、事前にエントリーパッケージを申し込むべきです。しかし、家族で申し込む場合は、エントリーパッケージは何枚必要になるのでしょうか。

エントリーパッケージは、家族の申し込み分必要になります。なぜなら、エントリーパッケージは使いまわしができず、使い切りの引換券のようなものだからです。

エントリーパッケージを購入したら、パッケージに記載されたエントリーコードを契約時に入力するだけです。

上記の申し込みを家族の契約のすべてに適用させれば完了です。

申し込む際の注意点

実際に家族で申し込む場合、いくつか事前に用意しておくべきものがあります。それが、以下の内容になります。

  • 家族分のエントリーパッケージを用意する
  • MNP予約番号を取得する
  • 運転免許証を用意する
  • クレジットカードを用意する

まずは前述したように、事務手数料3000円を無料にするために、エントリーパッケージを家族の契約数分だけ購入しておきましょう。エントリーパッケージの有る無しで、初期費用に大きな差が出ます。

続いて、MNP予約番号をmineoの契約前に取得しておく必要があります。

MNP予約番号とは、携帯を他社へ乗り換えるために必要な番号です。いま、契約している元会社に電話をして、オペレーターからもらう必要があります。

取得の方法は以下のようになります。

ドコモ利用中【ドコモの携帯から】151
自動音声後、4→2→#→暗証番号入力
【一般電話から】0120-800-000
自動音声後、4→2→電話番号入力→暗証番号入力
au利用中【auの携帯から】0077-75470
自動音声後、1→1→暗証番号入力
【一般電話から】0077-75470
自動音声後、1→1→電話番号入力→暗証番号入力
ソフトバンク利用中【ソフトバンクの携帯から】*5533
自動音声後、1→#→4→暗証番号入力
【一般電話から】0800-100-5533
自動音声後、1→#→電話番号入力→暗証番号入力→4

最後に、名義人となる契約者の運転免許証とクレジットカードを用意してください。名義は、先ほども述べた通り、一人の名義でまとめた方が効率的です。

まとめ

複数回線割引と家族割引は毎月50円の値引きとなります。どちらも同じ内容で、一人の名義で申し込むか家族の名義で申し込むかの違いだけです。

月額料金の値引きに関しては、そこまで大きな割引ではないですが、パケットシェアやパケットギフトといったデータ容量の工面がしやすいのがメリットです。

家族同士の通話は基本的には無料にはなりません。しかし、ララコールという通話サービスを毎月100円で申し込めば、家族同士の通話であれば無料にできます。

名義人は、クレジットカードの名義と同一である必要があるため、同一の名義にした方がいいです。それぞれのクレジットカードを用意しなければならないからです。

もちろん、支払い先を分けたい場合は別です。ただ、家族の契約ではまとめることが多いため、多くの場合は名義を同一にした方が手続きが楽になります。

エントリーパッケージは家族の契約する枚数分用意しましょう。一枚のエントリーパッケージでは、一台の契約でしか使うことができないからです。

あとは、MNP予約番号を取得し、運転免許証とクレジットカードを用意すれば、契約の準備は完了です。



大手携帯会社では、ショップ店員に不要なオプションを付けられたり、複雑な条件で分かりにくかったり、なかなか理想的な契約を行うことができません。

一方で格安SIMであれば、Webから申し込むことで月1,500~2,000円などの通信料となります。また、プラン内容も、すべて自分の思い通りに決めることができるため、不要なオプションで金額が高騰することはありません。

ただ、格安SIMによって、以下のような違いがあります。

  • 通信速度の速さ
  • 特典やキャンペーンの充実度
  • アフターフォロー
  • ショップの有無
  • カード払い以外の支払いが可能か
  • 単独契約向けか複数契約(家族)向けか

これらを理解したうえで格安SIMを選ぶようにしましょう。以下のページで格安SIMの特徴を解説しているため、それぞれの事業者の違いを学ぶことで、格安SIMを選ぶときの失敗を防ぐことができます。