月額料金を安くするために、格安スマホへ乗り換えを検討している人は多いです。しかし、スマホを乗り換えるにあたり、問題となるのがデータの移行です。

とりわけ、LINEの連絡先やトーク履歴などは、是非とも引き継いでおきたいのではないかと思います。しかし、「どのようにデータを移せばいいのか、失敗してしまわないか」と不安を感じているのではないでしょうか。

LINEのデータを移すためには、格安スマホへ乗り変える前の「事前準備」が非常に重要になります。なぜなら、スマホを乗り換えてからでは、手遅れになる可能性があるからです。このような情報を知らないことで、みすみすデータを消失させてしまう人が非常に多いです。

そこで、今持っているスマホやガラホからAndroidへ乗り換えるにあたって、LINEのデータ移行をどのように行えば良いのかを解説します。

これを読めば、LINEのデータ移行に失敗して、後悔してしまうことはなくなります。必ず、本記事の内容を理解してから、格安スマホへの乗り換えを行ってください。

Android OSとLINEを最新のバージョンにする

データ移行をするためには、「事前準備」がとても大切になります。その第一段階として、Android OS(Androidスマホ内のシステム)とLINEのバージョンを最新の状態にしておく必要があります。

なぜなら、旧端末と新端末のシステムのバージョンに食い違いがある場合、データの引き継ぎに失敗する可能性があるからです

例えば、Android7.0のバージョンからAndroid6.0のスマホへLINEを引き継ごうとしたとき、エラーメッセージでOSのバージョンアップを要求されたことがあります。

メッセージに従いOSをバージョンアップしましたが、そのどさくさでトーク履歴が全て消失してしまい、復元ができなくなってしまったことがありました。

ちなみに上記の例は、私が家電量販店の店員として、お客さんのデータ移行を任されていたときに起きた出来事です。お客さんのLINEデータを抹消させてしまったため、お客さんからはこっぴどく叱られてしまいました。

今ではそのような失敗はしませんが、ショップや量販店の店員は、必ずしもデータ移行のプロフェッショナルというわけではありません。素人スタッフの接客を受けた場合、大事なデータを消されてしまう可能性もあります

そのため、大切なデータは自分でしっかりと管理するべきです。そのやり方を今から説明します。他人任せにせず、まずは自分の力でやってみてください。

Android OSのバージョンアップ

Androidのバージョンを上げるためには、まずWi-Fi環境に接続しなければなりません。Wi-Fiとは、無線でインターネットに接続する技術のことです。ここでは、「家で利用しているインターネット環境」のことだと考えてもらって差し支えありません。

それでは、OSアップデートの手順を説明します。

【Android OSアップデートの手順】

  1. 「設定(歯車のマーク)」をタップ
  2. 「Wi-Fi」に接続する
  3. システムの更新(アップデート)を行う

以下、画像付きで解説していきます(機種:HUAWEI P10 liteの場合)

・「設定」をタップ⇒「無線とネットワーク(Wi-Fi)」をタップ

・Wi-Fiを接続する

Wi-Fiをスマホで使用するには、自宅のWi-Fiルーターという機械に書かれた名前(SSID)とパスワード(暗号キー)をスマホ側に入力してください。

・「設定」をタップ⇒「システム(ソフトウェア)」をタップ

・ソフトウェア(OS)を最新の状態にする

Wi-Fiに接続されたことが確認できたあとは、システム更新を行います。設定画面に戻り、「システム更新」をタップしてください。ただ、機種によって「ソフトウェア」や「オペレーティングシステム」といった名称の場合もあるため、注意が必要です。

ソフトウェア更新画面にて、「ダウンロード」と「インストール」を行うことで、バージョンを最新の状態にすることができます。もともと、最新の状態であれば、何もする必要はありません。

LINEのバージョンアップ

続いて、LINEアプリのバージョンアップを行います。バージョンアップは、googleが提供している「Playストア」というアプリから行います。

【LINEアップデートの手順】

  1. 「Play ストア」をタップ
  2. 「LINE」を検索する
  3. 「更新」をタップ

以下、画像付きで解説していきます(機種:HUAWEI P10 liteの場合)

・「Playストア」を開く⇒検索フォームにLINEと入力する

・「更新」をタップ(「開く」の場合は不要)

Androidの場合、アプリの管理は「Play ストア」と呼ばれるサービスを使います。まずは、トップページにある「Play ストア」をタップしてください。

画面上部に検索フォームがあります。ここにLINEと入力して検索をかけましょう。すると、LINEのアプリ紹介画面に切り替わるため、画面内の「更新」というボタンをタップしてください。

これで、LINEが最新の状態になります。ここまでが、事前に行うべきアップデート作業です。

アカウントを作る

LINEを引き継ぐためには、アカウントを作らなければなりません。アカウントとは、メールアドレスとパスワードで構成された会員証のようなものです。

注意すべき点として、「アカウントを作るタイミングは契約前に行う必要がある」ということが挙げられます。なぜなら、前の端末でWi-Fi機能が利用できなかった場合、契約後、二度と旧端末でLINEアカウントを作ることができなくなってしまうからです。

例えば、Wi-Fi機能が故障して使えない状態であったり、そもそも古いスマホや一部のガラホなどではWi-Fi機能がついていなかったりすることがあります。

このような機種の場合は、契約前のインターネットが繋がっている状態でLINEアカウントを作る必要があります。なぜなら、LINEアカウントはインターネットに繋がっている状態の時にしか作成することができないからです

事前にアカウントを作っておけば、もしWi-Fi機能が利用できなかったとしても、データの引き継ぎに支障が出ることはありません。そのため、必ず契約前にアカウントを作るようにしてください。

それでは、アカウントの作成手順を以下で説明します。

【LINEアカウント(メールアドレス)作成手順】

  1. 「LINE」を開く
  2. 「設定(歯車のようなマーク)」をタップ
  3. 「アカウント」をタップ
  4. 「メールアドレス」をタップ
  5. 登録したいメールアドレスを入力し、「確認」をタップ
  6. 入力したアドレス宛に認証番号が届く
  7. 届いた認証番号を入力し、「登録する」をタップ
  8. 「OK」をタップ

以下、画像付きで解説していきます(機種:HUAWEI P10 liteの場合)

・「LINE」を開く⇒「設定(歯車のようなマーク)」をタップ

・「アカウント」をタップ⇒「メールアドレス」をタップ

・メールアドレスを登録する(認証登録)

・登録完了

【LINEアカウント(パスワード)作成手順】

  1. 「LINE」を開く
  2. 「設定(歯車のようなマーク)」をタップ
  3. 「アカウント」をタップ
  4. 「パスワード」をタップ

以下、画像付きで解説していきます(機種:HUAWEI P10 liteの場合)

・「LINE」を開く⇒「設定(歯車のようなマーク)」

・「アカウント」をタップ⇒「パスワード」をタップ

・パスワードを設定する

これで、アカウントの作成は以上です。これさえやっておけば、連絡先一覧や購入したスタンプなどは問題なく引き継ぐことができます。

Facebookアカウントを紐付ける

もし、いまLINEを使っているスマホがデータSIM契約(インターネットのみの契約)の場合は、電話番号による認証登録ができず、アカウントを引き継ぐことができません。

そのため、データSIMで利用中のLINEを引き継ぐ場合は、Facebookアカウントと紐づけることでアカウントを移行することができます。

もともと、Facebookを利用していれば問題ありませんが、Facebookを登録したことがない場合は、まずFacebookアカウントを作るところから始めなければなりません。

それでは、以下にFacebookアカウントの作成手順を紹介します。

【Facebookアカウント作成手順】

  1. Facebookで検索
  2. 一番上のFacebook公式サイトへアクセス
  3. トップページで、氏名・アドレス・パスワード・誕生日・性別を入力する
  4. 「アカウント登録」を押す

以下、画像付きで解説していきます(機種:HUAWEI P10 liteの場合)

普段、Facebookを利用していないのであれば、ここで入力する個人情報は適当で構いません。すでにFacebookアカウントを持っているのであれば、上記の手順は不要となります。

続いて、FacebookアカウントとLINEを連携させます。

【FacebookアカウントとLINEの連携手順】

  1. 「LINE」を開く
  2. 「設定(歯車のようなマーク)」をタップ
  3. 「アカウント」をタップ
  4. Facebookの「連携する」をタップ
  5. アドレスとパスワードを入力し、「ログイン」をタップ
  6. 「○○(Facebookネーム)としてログイン」をタップ
  7. 「連携解除」になっていることを確認

以下、画像付きで解説していきます(機種:HUAWEI P10 liteの場合)

・「LINE」を開く⇒「設定(歯車のようなマーク)」をタップ

・「アカウント」をタップ

・Facebookの「連携する」をタップ

・アドレスとパスワードを入力し、「ログイン」をタップ⇒「○○(Facebookネーム)としてログイン」をタップ

・「連携解除」になっていることを確認

あとは、引き継ぎ先のスマホでLINEをインストールし、Facebookと連携させるだけでデータを移行することができます。

ただし、LINE outという機能は電話番号による認証操作が必要のため、Facebookアカウントの登録だけでは利用できません。注意してください。

トーク履歴のバックアップを取る方法

ただ、今まで説明してきた方法は、連絡先リストや有料コンテンツ(スタンプなど)の購入情報を引き継ぐものです。そのため、トーク履歴の引き継ぎを行うことができません。トーク履歴の引き継ぎが必要であれば、以下の操作を行う必要があります。

googleドライブを起動する

今持っているスマホがAndroidであれば、googleが提供している「googleドライブ」を利用する必要があります。まずは、googleドライブを利用できる状態にする必要があります。

Androidスマホには標準装備されていることがほとんどですが、もしインストールされていなければ、下記の手順に従ってgoogleドライブをスマホに入れてください。

【手順】

  1. 「Playストア」を開く
  2. googleドライブを検索する
  3. googleドライブをインストールする
  4. インストールしたgoogleドライブをタップ
  5. gmailアドレスとパスワードを入れる(既ログイン時は以下全て不要)
  6. 手順に沿って進めていく
  7. ログイン状態になっているのを確認する

以下、画像付きで解説していきます(機種:HUAWEI P10 liteの場合)

・「Playストア」を開く⇒googleドライブを検索する

・googleドライブをインストールする⇒インストールしたgoogleドライブをタップ

(最初から入っている場合が多い)

・gmailアドレスとパスワードを入れる(既ログイン時は以下全て不要)

・手順に沿って進めていく

・ログイン状態になっているのを確認する

このようにして、まずはgoogleドライブを起動状態にしておきましょう。

googleドライブにトーク履歴のバックアップを取る

googleドライブを利用できる状態にした後、LINEでバックアップの作業を行います。手順は以下の通りです。

【googleドライブにトーク履歴を保存する手順】

  1. 「LINE」を開く
  2. 「設定(歯車のようなマーク)」をタップ
  3. 「トーク」をタップ
  4. 「トーク履歴のバックアップ・復元」をタップ
  5. 「googleアカウント」をタップ
  6. ログイン状態になっているのを確認する
  7. 「googleドライブにバックアップする」をタップ
  8. バックアップを取った日付が確認できたら完了

以下、画像付きで解説していきます(機種:HUAWEI P10 liteの場合)

・「LINE」⇒「トーク履歴のバックアップ・復元」まで

・「googleアカウント」をタップ⇒ログイン状態になっているのを確認する

・「googleドライブにバックアップする」をタップ⇒日付の確認

これで、トーク履歴のバックアップも含めた事前準備は以上です。

googleのアドレスとパスワードが分からない場合

【gmailを調べる方法】

  1. 「Playストア」を開く
  2. 左上のメニューボタン(横三本線のマーク)をタップ
  3. 自分のgoogle ID(gmail)を確認する

以下、画像付きで解説していきます(機種:HUAWEI P10 liteの場合)

・「Playストア」を開く⇒「メニューボタン」をタップ

・左上に表示されているアドレスを確認する(それがGoogle ID)

【googleアカウントのパスワードを再設定する】

  1. 検索からGoogleのトップページへアクセス
  2. 「ログイン」もしくは「自分のgoogleアカウント名」をタップ(右上にある)
  3. メールアドレスを入力する
  4. 「パスワードをお忘れの場合」をタップ
  5. 「別の方法を試す」をタップ
  6. アカウント復元の項目で、手順に従って「はい」をタップ

以下、画像付きで解説していきます(機種:HUAWEI P10 liteの場合)

・「ログイン」もしくは「自分のgoogleアカウント名」をタップ(右上にある)

・メールアドレスを入力し、「次へ」をタップ

・「パスワードをお忘れの場合」をタップ

・認証登録になるまで「別の方法を試す」をタップ

認証登録とは、googleアカウントに登録されている「緊急用アドレス」もしくは「電話番号」宛てに、「認証番号(一時的なパスワード)」を送り、その認証番号を画面に入力することで、パスワードを再設定できるという登録方法です。

他にもパスワードを再設定する手段はありますが、有効な手法とはいえません。

なぜなら、パスワードが分からないにも関わらず「最後のパスワードを入力してください」と言われたり、「Googleアカウントを作った日付を正確に回答してください」と言われたりするからです。

このように難易度の高い質問が多いため、認証登録がもっとも手軽な方法といえます。認証登録は、以下のような流れで進みます。

この次の画面で、googleアカウントのパスワードを再設定することができます。新しいパスワードは、忘れないようにメモなどをしておくと良いでしょう。

以上の内容で、googleアカウントのアドレスとパスワードを把握することができます。googleドライブを利用するためには、このアカウントを管理しておきましょう。

ただし、先に述べた電話番号や緊急用アドレスを、googleアカウントを作ったときに登録していなかった場合、パスワードの再設定を行えない場合があります

もし、パスワードの再設定が出来なかった場合、残念ですが新たにgoogleアカウントを作り直すしかありません。

引き継ぎ先のAndroidで行うこと

では、いよいよ先ほどバックアップを取ったデータを引き継ぎ先のAndroidで復元します。復元には、アカウントの復元と、トーク履歴の復元の2段階あります。

アカウントの復元

それでは、以下の手順に従ってアカウントの復元を行ってください。

【LINEアカウント復元の手順】

  1. 「LINE」アプリを再ダウンロードする
  2. アカウントを引き継ぐ
  3. 連絡先リストが引き継がれているかを確認
  4. トーク履歴のバックアップ・復元

以下、画像付きで解説していきます(機種:HUAWEI P10 liteの場合)

・「Playストア」を開く⇒検索フォームにLINEと入力する

・LINEを再インストールする⇒「ログイン」をタップ

・アドレスとパスワードを入力し、「ログイン」をタップ⇒手順に沿って進める

「許可」をタップ⇒自動で電話番号が入力されたら、「次へ」をタップ

・認証番号を入力し、「次へ」をタップ⇒「年齢確認をしない」をタップ

ここまでやれば、連絡先一覧やスタンプなどは引き継がれます(スタンプは再ダウンロードが必要)。途中の「年齢制限」は、データを引き継ぐ上では特に気にする必要はありません。そのため、ここでは「年齢確認をしない」を選び、先へ進んでください。

トーク履歴の復元

アカウントを引き継いだ後は、トーク履歴の復元を行います。前項で述べた、googleドライブからトーク履歴を引き出します。

・「設定(歯車のようなマーク)」をタップ⇒「トーク」をタップ

・「トーク履歴のバックアップ・復元」をタップ

・「googleアカウント」をタップ⇒「復元する」をタップ

上記の作業が終わり、「復元が完了しました」という文言が出てきたら完了です。トーク履歴が引き継がれているか確認をしましょう。

これで、新しいAndroidへデータを引き継ぐ方法は以上です。

iphone⇄Android間はトーク履歴を引き継げない

ちなみに、iPhoneからAndroidへLINEを引き継ぐ場合、トーク履歴を引き継ぐことはできません。なぜなら、iPhoneとAndroidでは中身のシステムが大きく異なるため、現状のサービスでは、トーク履歴の引き継ぎができるほどの互換性がないからです。

ただ、文章(テキスト)のみであれば、ファイル形式にして、スマホやパソコンなどにメモ帳として保存しておくことができます。以下にやり方を記載します。

【LINEのトーク履歴をテキスト形式で保存する方法】

  1. 保存したいトーク先を選ぶ(個人もしくはグループ)
  2. 右上の∨マークをタップ
  3. 「設定」をタップ
  4. 「トーク履歴を送信」をタップ
  5. 「メール」をタップ
  6. 宛先を決めて送信する

以下、画像付きで詳しく解説していきます。

・トーク履歴を選び、「∨マーク」をタップする

・「設定」をタップ⇒「トーク履歴を送信」をタップ

・「メール」をタップ⇒宛先を決めてメールを送信

以上の作業で、送信先にテキストファイルが送られます。送られたファイルの中身はこのようになっています。

このテキストファイルは、パソコンやスマホのメモ帳で見ることができます。iPhone⇆Android間の移行で、トーク履歴の中身を失いたくない場合は活用してみてください。

まとめ

LINEのデータ移行をするためには、事前準備が鍵を握ります。以下に、注意すべき点をまとめます。

  • OSとLINEをアップデートする
  • LINEアカウントを作成する
  • 「googleドライブ」を利用してトーク履歴を引き継ぐ
  • iphoneとAndroid間では、トーク履歴は引き継げない
  • トーク履歴を残すなら、テキストファイルで保存しておく

以上の内容を正しく行えば、安全にLINEを引き継ぐことができます。LINEの引き継ぎがネックとなり、月額料金を安くするチャンスを手放してしまうのは非常にもったいないです。

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