ドコモの提供するプラン内容がまったく新しいものに変わることをご存知でしょうか。

2019年6月から、複雑化し過ぎてしまった料金形態を一新し、「シンプルでお得な料金プラン」と銘打ったドコモの新料金プラン(分離プラン)が始まりました。

ただ、新料金プランが始まったことにより、長期利用者に対しての特典である「更新ありがとうポイント」などの内容が大きく変更しました。

この記事では、新料金プランにおける長期利用者に対しての特典についてまとめています。この記事を読めば、あなたがドコモを使い続けるべきかどうかが分かります。

私は家電量販店で携帯の販売員をしています。ドコモの営業担当者などから直接仕入れた情報を元に、新料金プランの内容を紐解いていきます。

「ずっとドコモ特典」の概要

ドコモを長く利用している回線契約者に対して設けられた特典が「ずっとドコモ特典」です。

ずっとドコモ特典とは、「ギガホ」「ギガライト」「ケータイプラン」いずれかの契約者の誕生月にdポイントクラブステージに応じて、dポイント(期間・用途限定)を毎年最大3,000ポイント進呈するというものです。

この特典は、旧料金プランのときについていた「更新ありがとうポイント」の後継特典になります。主な変更点は以下のようになります。

大きな変更点は、定期契約更新期間のタイミングから誕生月に変更になったのと、2年に1回の受け取りが1年に1回に変わったことです。

なお、似たような名前の割引サービスに「ずっとドコモ割プラス」があります。ドコモの契約年数に応じて、毎月の料金に値引きやポイントが入るというものです。

ただ、ずっとドコモ割プラスの対象プランは旧料金のみとなります。そのため、新料金プランに切り替える場合は、必然的にずっとドコモ割プラスは非適用となるため注意してください。

docomo Wi-Fi無料キャンペーン

新料金プラン(キッズケータイプラン含む)を契約した場合、2020年6月30日まで「docomo Wi-Fi ISPオプション」が利用可能になります。

本来、ISPオプションは月額300円(税抜)かかりますが、2020年6月30日までは「docomo Wi-Fi無料キャンペーン」という割引が同時適用されるため、無料でdocomo Wi-Fiを無料で使うことができます。

適用条件を満たすと、自動的に上記の二つのオプションが付くため、こちらから申し込みをする必要はありません。

そして、ドコモは2020年にdポイントクラブ会員向けWi-Fiサービスを提供開始する予定です。

おそらく、6月30日を境に現在の「docomo Wi-Fi無料キャンペーン」から「dポイントクラブ会員向けWi-Fiサービス」に切り替わるものと思われます。

dポイントスーパー還元プログラムについて

長期利用者の特典は、主にdポイントの還元になります。では、そもそもdポイントをもらっても本当に得といえるのでしょうか。そのあたりを以下で解説します。

dポイント還元プログラムの導入背景

ドコモは、「dポイントクラブ会員1億人を達成する」という事業計画目標があります。そのため、今後の特典は割引ではなく、ほぼdポイントに集約されることになるでしょう。

楽天モバイルが第4のキャリアとして本格参入することから、楽天への対抗施策の一環として、ドコモのロイヤルカスタマー(長期契約・複数サービス利用者)の囲い込みを図ろうとしているのです。

楽天に対抗するには、キャッシュレス市場における優位性を確立する必要があります。いわゆる「d払い」というスマホ決済サービスのことです。

楽天はインターネットショッピングなどにおける優位性が高いです。ただ、ドコモはキャッシュレス事業の中でも、街のお店の支払いをd払いやdカード払いにすることで、恒常的なポイント還元を行うことを目的としています。

dポイント還元プログラムの全体像とは

今後ドコモは、急拡大するキャッシュレス決済に対するため「dポイントスーパー還元プログラム」というサービスを6月10日よりスタートします。

dポイントスーパー還元プログラムは、特定の条件を満たせば最大+7%のポイント還元率になるというものです。例えば、すべての条件を満たし、d払いで10000円の買い物をすれば、700円分のdポイントがもらえるようになります。

なお、dポイントスーパー還元プログラムが開始するにあたって、従来のdポイントの還元サービスである「dマーケットマスターチャレンジ」の内容に一部変更がかかります。

dマーケットマスターチャレンジは、「最大+19倍」から「最大+6倍」に変更されます。そのあと、dポイントスーパー還元プログラムに統合されるため、今後は+7倍以上の還元率が見込めるようになります。

dポイント還元プログラムの詳細スペック

プログラムを適用するには、専用サイトからの申し込みが必要になります。エントリーは2019年5月22日から開始しています。

還元対象の買い物は「d払い」「iDによる支払い」にて決済した買い物になります。以下に、dポイントスーパー還元プログラムの概要を説明します。

▼dポイントスーパー還元プログラムの概要

項目内容
概要「d払い(街)」「iD(dカード)」で決裁した買い物の
利用金額に対して、通常ポイントに加えて
さらに最大+7%のdポイントが還元される。
(ただし、dカードプリペイドは除く)
エントリー専用サイトからのエントリー
エントリー開始2019年5月22日(水)
プログラム開始2019年6月10日(月)
ポイント進呈毎月の買い物に対して、
判定条件を満たした還元率を適用し、
翌々月末日にdポイントを進呈する
ポイント種別dポイント(期間・用途限定)
ポイント有効期間3ヵ月

▼dポイントスーパー還元プログラムの還元率

対象還元率判定条件
プラチナステージ+1%dポイントクラブの会員ステージが
プラチナステージが対象
dカード
(定期クレジット)
+1%前月末時点でドコモの利用料金を
dカードによる支払いで設定している
いちおしパック+1%前月末時点で契約していること
DAZN for docomo+1%前月末時点で契約していること
Disney DELUXE+1%前月末時点で契約していること
dマーケット+2%前月末時点で月額サービスを契約している
または、前月にdマーケットで
買い物をしている
最大還元率+7%

▼2%還元になるdマーケットの対象サービス一覧

dショッピング、dデリバリー、d fashion、dトラベル、dTV、dTVチャンネル、dゲーム、dブック、dミュージック、dヒッツ、dマガジン、dアニメストア、dヘルスケア、dグルメ、dキッズ、dエンジョイパス、dジョブ、dカーシェア、dフォト、ひかりTV for docomo

このように、dポイントの還元条件は、すべて長期ユーザーの囲い込みや、サービスの継続利用を目的に設計されています。そのため、ドコモを長く利用することを前提に申し込むことをおすすめします。

なお、還元するdポイントは、「期間・用途限定ポイント」となるため注意してください。

dポイント還元プログラムの主な利用場所

本記事を執筆している時点で、すでに決済可能な店舗は国内最大規模の全国約100万箇所以上あります。以下に、頻繁に利用されるお店の一部を紹介します。

店名d払いiD支払い
ローソン
ファミリーマート
セブンイレブン×
高島屋×
イオン×
ユニクロ×
マツモトキヨシ
エネオス×
エディオン
ケーズデンキ
ビックカメラ
ジョーシン
ヨドバシカメラ×
マクドナルド×
ガスト×
iD対応自動販売機×

dポイントはふるさと納税でも利用できる

また、もうひとつ特筆すべき事項として、dポイントは「ふるさと納税」でも使用することができます。

dポイントをふるさと納税に寄附する場合、すべてMy docomoという公式サイトですべて手続きを行うことができます。

貯まったdポイントをふるさと納税に寄附すれば、地域の特産品を入手できるだけでなく、2000円以上寄附した分の税金も控除されることになります。しかも、元手は現金ではなくdポイントであるため、一石三鳥となります。

ただ、それにはある程度のdポイントが溜まっている必要があります。上記の内容をお得に活用するには、「家族全員(4~5人)でドコモを契約し、支払いをすべてdカードGOLDでまとめておく」程度のことはしておかないとなりません。

もし、上記の条件を満たせるようであれば、ドコモでdポイントを活用するメリットは非常に大きいものとなります。

dポイントに興味が無い場合は、ドコモで長く使っている意味はない

ここまで、長期利用者に対しての特典や関連するdポイントについて話をしてきました。ただ、ここまで聞いても「dポイントに魅力を感じない…」と思う人もいます。

もし、dポイント還元サービスに魅力を感じない場合、ドコモを長期的に利用することに向いていないため、他の携帯会社に移った方がいいです。

おすすめは、どのような条件下でも激安で毎月のスマホ料金を運用できる格安SIMです。特に、携帯会社にこだわりがないのであれば、格安SIMを検討することをおすすめします。


大手携帯会社では、ショップ店員に不要なオプションを付けられたり、複雑な条件で分かりにくかったり、なかなか理想的な契約を行うことができません。

一方で格安SIMであれば、Webから申し込むことで月1,500~2,000円などの通信料となります。また、プラン内容も、すべて自分の思い通りに決めることができるため、不要なオプションで金額が高騰することはありません。

ただ、格安SIMによって、以下のような違いがあります。

  • 通信速度の速さ
  • 特典やキャンペーンの充実度
  • アフターフォロー
  • ショップの有無
  • カード払い以外の支払いが可能か
  • 単独契約向けか複数契約(家族)向けか

これらを理解したうえで格安SIMを選ぶようにしましょう。以下のページで格安SIMの特徴を解説しているため、それぞれの事業者の違いを学ぶことで、格安SIMを選ぶときの失敗を防ぐことができます。